音楽携帯としての実力は──ドコモ「Music Porter II」音楽携帯の春モデルを試す(前編)(1/3 ページ)

» 2006年03月22日 18時10分 公開
[北島武仁,ITmedia]

 携帯の音楽プレーヤー化が加速している。KDDIは、auのWIN端末向け総合音楽サービス「LISMO」を展開、対応端末を一挙7機種も投入した(1月19日の記事参照)。ドコモは2005年末に、連続再生時間20時間というタフネス音楽携帯「Music Porter II」(2005年10月の記事参照)を発売。春には1Gバイトメモリを内蔵した「MUSIC PORTER X」(2005年10月の記事参照)のリリースも予定している。ボーダフォンも、背面に音楽操作専用のキーを搭載した「804N」(「804N」記事一覧参照)や「804SS」(「804SS」記事一覧参照)を春モデルとして投入予定だ。

 本企画では、前編でドコモ端末のMusic Porter II、後編LISMO対応端末の「W41CA」(「W41CA」記事一覧参照)について、音楽機能を検証する。

Photo 左がauのLISMO携帯「W41CA」。USBクレードル充電台が付属し、端末をセットするだけでPCに端末内データを転送できる。右が音楽機能にフォーカスしたドコモのMusic Porter II。取り込みソフトやPCとの接続ケーブルなど、音楽を聴くのに必要なアイテムがパッケージされている

 おもなチェックポイント以下の2点だ。

  1. 付属するPC用音楽管理ソフトの完成度(音楽コンテンツの管理のしやすさ、携帯電話との連携など)
  2. 音楽携帯としてのハードウェア、ソフトウェアの完成度(操作性、音楽再生機能、バッテリーの持ちなど)
スペック Music Porter II W41CA
対応音楽ファイル形式 ATRAC3/ATRAC3plus/MP3/AAC LISMO対応独自形式(aacPlus)/SD-Audio
対応記録メディア メモリースティック PRO Duo(128Mバイトメディア同梱、最大2Gバイトをサポート) miniSD(最大1Gバイト)
最大連続待受時間 約420時間(静止時) 約230時間
連続音楽再生時間 約20時間 約6.5時間(イヤフォン利用時)
サイズ(幅×高さ×厚さ) 49×107×24ミリ 49×103×22ミリ
重さ 約120グラム 約126グラム

2代目音楽携帯──「Music Porter II」

 ムーバの音楽携帯「Music PORTER」(2004年12月の記事参照)に続く2代目の音楽携帯として登場したのがMusic Porter IIだ(2005年10月の記事参照)

Photo 音楽再生機能にフォーカスしたFOMA「Music Porter II」

 端末はATRAC3plus/ATRAC3/MP3フォーマットの音楽再生機能に対応し、パッケージにはステレオイヤホン+マイク付きリモコンとPC・端末間をつなぐケーブル、音楽CDのリッピングや管理、端末への転送を行うジャストシステムの「BeatJam」、128Mバイトのメモリースティック PRO Duoが同梱される。オプション品などを買い足す必要なく音楽機能を楽しめるパッケージ構成になっている。

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