+Dモバイル編集部からある日、2台のワンセグケータイが届いた。「P901iTV」と「W41H」だ。以前、auのアナログテレビ携帯「A5511T」を試した際、“興味ないはずが、なぜかハマった”ことを編集部は覚えていたのだろう。今回も、「四の五のいわず、とにかく触れ」ということらしい。
P901iTVとW41Hの大きな違いは、ワンセグとアナログ放送の両対応かどうか。P901iTVはワンセグとアナログ放送の両方に対応しており、W41Hはワンセグのみの対応となる。
アナログテレビ携帯にハマった身としては、とにかく「アナログテレビと比べてどれほど画質が違うのか?」が知りたいところ。実際、視聴してみると……チャンネルを選んだ瞬間、目に飛び込んできたのはノイズのないクリアな映像だった。当たり前の話だが、アナログテレビケータイ視聴時につきものだった「砂嵐」がまったくなく、予想以上のきれいさだ。
電波状態が悪い場所では、ブロックノイズが出たり音声がとぎれたりすることもあるが、それでも「これなら視聴したい」と思う画質だ。映像が乱れた場合はアンテナを立てて映像がきれいに映る方向を探すと改善されることが多い。
ワンセグ放送の特徴として挙げられるのが「字幕表示」と「データ放送」。番組内で起きていることの説明や登場人物のセリフなどをテキストで流す字幕表示に対応しているのはW41Hで(従来機種ではW33SAも対応)、P901iTVは未対応。この点は、「ワンセグ」に特化したW41Hが一歩リードしている。移動中に番組を見ていると音を消してみる場合もあるので、文字が予想以上に番組内容の理解を助けてくれる。特にドラマや映画など“ストーリーが命”の番組、固有名詞が頻繁に登場する教養番組などでは助けられることが多かった。
データ放送は、視聴者参加型のクイズ番組や、番組に登場した品物のショッピングなど、放送中の番組内容とリンクした情報を提供するもの(3月23日の記事参照)。「これぞ、ワンセグ!」ともいえるキモの部分であり、本放送開始でどんな情報が提供されるのかが注目だ。
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