SO902iWP+が“カメラ付きで防水”という特徴を持つことから、誰でもすぐ頭に浮かぶのが、最近の防水デジカメのように、水中撮影を前提としているのかという関心。「スキューバダイビングで水中撮影は可能でしょうか?」といった期待を込めた質問が多かった。さらには、「専用モードで色補正してくれるとうれしいのだが……」という質問もあった。
しかし、残念ながら「水中では撮影できない」(ドコモ広報部)とのことだった。ただし、IPX7(JIS保護等級7)相当の防浸仕様というスペックから考えれば、シャッターボタン周りも防水してあり水中でも動作はしそうなもの。この点については、改めて実機で試す機会があればチャレンジしてみたいものである。
これは想像に難しくないところで、「Water Proof」(防水)の意。末尾の「+」には、防水性能を持ったことによって、携帯の利用シーンがさらにプラスされる、という意味が込められている。
最後発のFOMA端末ということもあり、902iシリーズの他のモデルとは異なるややクセのある操作系を持つ「SO902i」。ソニエリ製端末の先進的な使い勝手に期待したユーザーにとっては、かなり不満のあるものだったようだ。
こうした、不満のくすぶる操作系に手が入れられたか? という質問もかなり多かった。「新着メールが左キーで開けない」「メールの一覧を4件以上まとめて表示できない」「メール一覧を左右キーで改ページできない」「ブックマーク、機能メニュー、メールフォルダのナンバリングができない」といった点はいずれも変わっていない。また、「動作中タスクの直接選択ができない」「iアプリとiモードの切り替えができない」といった点も変更はない。また「マイセレクトをiチャネルとの共通ボタンの短押しで呼び出せるか?」という点についても、やはり「短押し=iチャネルの起動」「長押し=マイセレクトの表示」となっている。
この「メールの振り分け機能」に関する質問も多かった。まず、受信メールしたメールの振り分け先に応じて、そのフォルダにフォーカスされるか、という点については、残念ながら常に「受信フォルダ」になるようだ。
また、もう1つ多かった振り分け機能の不満として、ほかの902iシリーズの機種では振り分け機能が送信受信両方で適用できるのに対し、SO902iでは受信のみの対応だった点も挙げられる。この点についてもやはり受信メールに対してのみ振り分けできる仕様となっている。
※今回の検証は、発表会で展示されたデモ機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
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