京セラ製「A5521K」(5月22日の記事参照)は、広視野角/高コントラストが特徴の2.4インチモバイルASV液晶(シャープ製)と、au端末としては最薄の厚さ18ミリとなる薄型ボディが特徴のCDMA 1X端末だ。ボディカラーにクロースシルバー、カルミアピンク、タキシードブラックの3色を用意する。
本機は“フレンドリーデザイン”対応で、2005年10月に発表した「A5515K」と同様に“見やすい・使いやすい”をテーマとする。発着信履歴やアドレス帳、メール、EZwebを最大44ドットで表示できる「でか文字」をはじめ、複雑な操作が苦手なユーザーでも簡単な手順で各種機能が使える「スマートモード」、“メールを送る”など一般的な言葉で各種機能の説明や操作の仕方を検索できる「使いかたナビ」、本体右側面の“マナーキー”操作により、その機能の説明が素早く表示される「機能ガイド」などの機能を備える。
同時に発表されたウォークマンケータイ「W42S」や「G'zOne W42CA」、ワンセグ+アナログ放送対応「W33SA II」などと比較すると注目すべき機能は少ないが、予想実売価格は1万円前後と安価で提供される見込みだ。
A5515Kの使いやすさやフレンドリーさに関わる機能は多く引き継がれたが、カメラがスペックダウン(323万画素オートフォーカスから131万画素パンフォーカス)した点とヒンジ部のワンタッチダイヤルボタンが省略された点が異なる。KDDI説明員は「A5515Kの後継モデル」とは明言せず、「高画素カメラの搭載よりもA5521Kの定めるターゲットユーザーが望む、小型・薄型化とシンプルさを追求した」としている。
外部メモリはmicroSD対応(512Mバイトまで)となり、「最低限このくらいは載せておかないと」(KDDI)という131万画素のカメラを搭載する。マクロ撮影および拡大再生機能のほか、夜景/人物/夕焼け/テキストなど撮影シーンセレクタを備える。
“フレンドリー”さを提供する機能に、発着信や履歴、アドレス帳の表示を44ドットの大きな文字サイズで表示する「でか文字」や、人混みなどの騒がしい場所でも各々をスムーズに認識できる「でか着」「でか受話音」「でかバイブ」、各種操作をアシストする「使い方ナビ&機能ガイド」を搭載する。
また、よく連絡する相手と簡単な操作でメールや通話が行える「ペア機能」に、相手との親密度をグラフィカルに示すバロメータが表示される機能や、届いたメールの内容から相手の気持ちを機種側で判別し、その感情をメールのタイトル欄にアイコンで知らせる「エモーションメール」機能が備わった。
そのほか、auのPPTサービス「Hello Messenger」やEZナビウォーク、FMラジオ受信機能「EZ・FM」に対応し、家庭用AV機器のリモコンとしても活用できる「アプリモコンEZ」を搭載する。EZ・FMでは、ラジオを聴きながらのメール・各種操作が可能で、同時にラジオから流れる曲の局名検索や、「着うた」のダウンロードが行える。
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