2つのW-SIM端末でウィルコムEメールを利用する場合には、W-SIMを差し替えるたびにオンラインサインアップが必要になるようだ。TTもnico.も手元になかったので、W-ZERO3の場合で試した。
W-ZERO3[es]のW-SIMをW-ZERO3に差し替えてオンラインサインアップを行うと、W-ZERO3[es]にW-SIMを戻した場合にもオンラインサインアップが必要となった。W-ZERO3でオンラインサインアップを行なわなければ、W-ZERO3[es]にW-SIMを戻すだけで全機能を利用できた。
TTやnico.でメールを利用する場合にもW-SIMを差し替えるたびにオンラインサインアップが必要になりそうだ。なお前置きしたように、これは推測の域を出ないことをお断りしておく。
オンラインサインアップを要求されるので、指示に従って作業を行なえばよい。新たに設定作業を行う必要はない。電話番号を元に、メールアドレスやインターネット接続先などをダウンロードし、W-ZERO3[es]で設定すると、ウイルコムEメールやインターネット接続が可能になる。所用時間は1〜2分といったところだ。
リセットボタンはQWERTYキーボードの脇にあり、付属のスタイラスで押せる。ハードリセットボタンはバッテリーカバー内だが、W-ZERO3[es]のバッテリーカバーはW-ZERO3の背面カバーよりも開閉しやすくなった。
W-SIMスロットは上面の専用カバー内に装備する。カバーはラバー製で、簡単に開け閉めできるため、W-ZERO3よりは間違いなく入れ替えしやすい。
着信ランプは電波状態ランプと兼用となっている。音声/各種メール着信時は青色で点滅、不在着信/未読メールありの場合には青色で点灯する。アドレス帳と連動し、着信相手ごとに色を変えることはできない。マナーモード中でも着信を確認しやすくしたいというのであればバックライトの点滅で知らせてくれる機能を併用するとよいだろう。
「Pocket Outlook」「W-ZERO3メール」とも、メールの送信後は「送信が完了しました」のメッセージボックスを表示し、[OK]ボタンの入力待ちになる。その後、自動で待受画面には戻らない。個人の好き嫌いはあるだろうが、筆者はこの仕様をあまり問題とは思わない。それよりも気になったのが、この状態のままではウイルコムEメールを自動受信できない点だ。端末は受信を試みはするがインターネット接続に失敗し、延々と「Eメール受信中」のポップアップを表示したままになってしまった。試作機ゆえの問題であればいいのだが。
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