ソニエリが作ったら、“光る携帯”はこうなった――「W43S」開発陣に聞く「W43S」(コンセプト&デザイン編): (2/3 ページ)

» 2006年09月14日 22時28分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 ソニー・エリクソンは以前にもau向けに、「A1101S」という“光る携帯”を出している。A1101Sは背面全体と、折りたたみのヒンジ部分が光るようになっていた(2002年10月22日の記事参照)

 「W43Sの開発に当たっては、もちろんA1101Sのことも頭にありました。最近は他社も“光る携帯”を作っていますが、これはいわばA1101Sが先駆けていたイメージとも言えます。元祖、というわけではないですけど、その“ソニー・エリクソンが作ったら、光る携帯はこうなるよ”というのを形にしたのがW43Sです。光り方とデザイン性の両方で、ソニー・エリクソンらしさが出ているんじゃないかと思います」(大庭氏)

 また、W43Sでは光る機能をひらがなの“あかり”という単語で表現しているが、これは“LEDが派手に光るのではなくて、柔らかに、ニュアンスのある光り方”をすることを伝えたい、という思いからだという。「今までの光る携帯は、光の強さを変えることで表現していましたが、今回は柔らかくじわーっと光るし、光り方にもいろいろなバリエーションをもたせています。いわば“光る携帯”の2006年版」(清水氏)

あかりは表面、機能は裏面のデュアルフェイス

 W43Sを手にとってみると、フラットで薄型の折りたたみデザインになっている。厚さは19.8ミリ。あかりやStyle-Upパネルは目をひくが、端末そのものはシンプルなデザインだ。

 「今回、デザインのキーワードとして“Light is beautiful, Life is beautiful”というのを考えたんですが、それがそのままデザインコンセプトになりました。“あかりを美しくすることで、生活を美しくする”というコンセプトです。その“あかり”や“パネル”を生かすために、本体デザインはシンプルにして、しかも着せかえ部分の面積を極力大きく取るようにしました」(本体デザインを担当した大倉氏)

 確かに本体背面は全面がStyle-Upパネルになっており、サブ液晶、カメラ、スピーカー、FeliCaチップなどはすべて裏面に集められている。

photo W43Sの背面。光っていないときはおとなしいデザイン
photo カメラ、サブ液晶、スピーカー、FeliCaなど機能が集約した裏面

BRAVIAの技術を生かした大画面液晶

 W43Sに採用されている液晶パネルは、ソニーとソニー・エリクソンが携帯向けに開発した2.7インチ、240×432ドットの低温ポリシリコンTFT液晶だ(7月31日の記事参照)。アスペクト比が16:9なので、ソニーでは“フルワイド液晶”と名乗っている。残念ながら16:9の動画は撮影できないが(静止画は撮影可能)、4:3の画像も、3:2の画像も、上下をカットして画面いっぱいに表示することができる。

W43Sに採用されている2.7インチフルワイド液晶モジュール

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