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» 2006年10月02日 15時48分 公開

電源/通信工事を不要とする画像配信システム──KDDIと東電が開発

東京電力とKDDIは、ソーラー電源とau携帯電話を活用し、電源工事や通信設備なしで設置できる画像配信システム「PointScope」を開発したと発表した。電源の確保が困難な場所や、自然災害の恐れがある場所での防災監視や無人設備の監視などに向くとしている。

[岩城俊介,ITmedia]
photo 「PointScope」システム概要

 東京電力とKDDIは10月2日、ソーラー電源(太陽電池)とau携帯電話を活用した画像配信サービス「PointScope」を共同開発したと発表。東京電力の100%子会社である東電環境エンジニアリングを通じてサービス提供を開始する。

 PointScopeは、東京電力が開発したソーラー電源を用いた画像配信技術とau携帯電話を組み合わせたサービス。山間部など人間の立ち入りが困難であるために電源の確保が難しい場所でも電源工事や通信設備なしで設置できる特徴を持ち、小型で軽量化したコードレスの静止画像撮影用カメラを取り付けて、高品質の画像を配信する。

 ソーラー電源のみで無日射100時間の連続稼働(連続弱日射5日間)を可能とし、インターネットに接続したPCか携帯電話で静止画像(JPEG)の確認が行える。画像撮影用カメラにはカメラ制御用のBREWアプリを搭載し、タイマーによる自動撮影/遠隔操作による手動撮影などに対応する。au携帯電話が使える場所であれば利用可能とし、自然災害の恐れがある場所での防災監視や無人設備の監視、自然条件の厳しい場所での天候・積雪状況の監視、自然・環境観察などさまざまな分野で活用できるとしている。


photophoto

 同システムはソーラー電源タイプ以外にも電池タイプ(内部電池フル充電時で10時間/外部電池で100時間の連続運転)やAC電源タイプ(停電時、カメラ内部電池で10時間の連続運転)も存在し、データ保存量増量や閲覧ページ使用の変更、画像CD-ROM作成などユーザーの要望に合わせてカスタマイズできるオプションメニューも用意する。

 KDDIは今後、au携帯/通信網を活用した業務アプリケーションのさらなる開発強化を図り、東電環境エンジニアリングは同システムで、今後3年間にて1000件のサービス提供を目指す。

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