ツーカー、2008年3月31日でサービス終了

» 2006年12月07日 14時24分 公開
[園部修,ITmedia]
photo 松下通信工業製「TP01」、ソニー製「TH291」

 KDDIは12月7日、現在提供しているツーカーの携帯電話サービスを2008年3月31日に終了すると発表した。機種変更用のツーカー携帯電話の販売は、一足早く12月31日に終了となる。

 ツーカーは、1994年4月にツーカーホン関西がサービスを開始し、その後1994年6月からツーカーセルラー東京、1994年7月からツーカーセルラー東海も加わって、「シンプルさ」「使い勝手のよさ」を特徴とするサービスを展開してきた。しかし2005年10月にツーカーグループ3社はKDDIと合併し、2006年6月30日をもってツーカーの携帯電話サービスの新規契約の受け付けを停止していた。サービス終了時期については、「ユーザーの利用状況を踏まえて検討する」としていた(3月30日の記事参照)

 KDDIは、同一電話番号、同一Eメールアドレスでツーカーからauへの契約変更を行っており、現在順次移行が進んでいる(1月25日の記事参照)。今後はサービスをauに一本化する考えだ。なお、ツーカーには2006年11月末時点でまだ160万9500件の契約があり、auへの契約変更を促していく。新たな施策として、2007年1月から、ツーカーからauへの同一電話番号での契約変更にかかる事務手数料2835円を無料とするほか、ダイレクトメールや広告を通じて利用者への周知に努める。

photo ツーカーは他キャリアに先駆けて、通話機能にフォーカスしたシンプル携帯「ツーカーS」を開発・投入した実績がある

 現在ツーカーで提供している1年単位または2年単位の定期契約料金プランは、2008年3月31日ですべて満了する。またプリペイドサービスの通話可能期間及び電話番号の有効期間、プリde EZ/プリdeメールの利用期間、プリケーカードコールの有効期限の有効期限などもすべて2008年3月31日までになる。ツーカーポイントの有効期限も2008年3月31日までとなるが、auに契約変更すればポイントは引き継ぐことが可能だ。

photo 2005年10月以降は純減が続いていた

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