1位 反省して学習した「ホワイトプラン」が狙う携帯市場――ソフトバンク孫社長
2位 付帯条件は一切ありません──ソフトバンク、月額基本料980円の「ホワイトプラン」を発表
3位 FOMA5機種・auのW5xシリーズなど、計9機種がJATE通過
4位 3.5インチタッチパネル搭載の「iPhone」、6月に発売
5位 “Rev.A”でアップロードは12倍高速になるか──W47T
8位 「2.5GHz帯を全力で取りに行く」──ソフトバンクモバイル松本副社長
9位 番号ポータビリティ時代の戦い方──通信事業者4社の抱負
10位 番号ポータビリティーがもたらしたもの──3キャリアはどうなる?
年明け最初のアクセストップは、やはりソフトバンクモバイルが1月5日に発表した月額980円の新料金プラン「ホワイトプラン」に関する記事。「予想外割」を利用して、「ゴールドプラン」に月額2880円で契約できるのは、ソフトバンク大創業祭キャンペーンが終了する1月15日まで。1月16日からは月額9600円になり、他社より魅力的な料金プランがなくなるため、年明けには何らかの動きがあると予想されたが、やはり次の一手を打ってきた。
ソフトバンクモバイルのホワイトプランは、社長の孫正義氏が「付帯条件は一切ありません」と胸を張る、ゴールドプランに変わる新たな目玉料金プランだ。孫氏は「ゴールドプランもお客様のことを考えて作ったつもりだったが、いろいろと※印がついていて、分かりにくいとのご指摘を受けた。そのため十分反省・学習し、今回は※印が一切ないプランにした」とホワイトプラン登場の経緯を話した。
月額980円の料金プラン自体は、家族割引や経年割引、無料通話がないことを考えても非常に安価であり、魅力的だ。しかし、今までのことがあるだけに、“※印が一切ない”といわれても、正直本当なのかと勘ぐってしまう。
1月11日からは、既存ユーザー向けにプラン変更手続きの先行受け付けが始まり、新たに分かったこともあるので、ホワイトプランについて発表会では語られなかった部分を整理しておこう。
まず付帯条件については、ショップなどで配布されているホワイトプランのチラシを見る限り、ゴールドプランのようにあれはダメ、これは例外といったことはほとんどないようだ。ただ、ゴールドプラン同様、留守番電話(1416)などの特番サービスには21円/30秒の通話料がかかること、家族割引の通信料割引や無料通信の共有は適用されないことなどには注意したいところ。なお番号ポータビリティで転入する際、ホワイトプランで契約しても、他キャリアでの利用年数は引き継げるという。
また既存ユーザーがホワイトプランに変更する場合には、いくつか注意点がある。1つは、プラン変更の受け付け自体は1月11日から開始しているものの、変更が適用されるのは翌請求月からになること。ソフトバンクモバイルの請求書の締め日には10日、20日、月末の3パターンがあり、締め日によって適用開始日も異なる。つまり、申し込んでも2月10日までは変更が適用されない可能性がある。
もう1つ気を付けなくてはいけないのは、「ハッピーボーナス」や「年間割引」で契約しているユーザーが、更新月以外にホワイトプランへ変更する場合、規定の契約解除料(ハッピーボーナスなら1万500円、年間割引なら4200円)を払うか、ホワイトプランの「6カ月契約」が必要なこと。6カ月契約では、ホワイトプランの適用月から6カ月以内に解約すると5250円の契約解除料が発生する。
さらに、あまり話題になっていないが「新スーパーボーナス」を利用して端末を割賦で購入する場合、ソフトバンクが割り引いてくれる金額が、基本使用料/通話料/通信料、定額料、月額使用料、各種手数料の合計額を上限としていることにも留意しておきたい。「S!ベーシックパック」と「パケットし放題」などを組み合わせれば、ホワイトプランでも支払額は月額2324円以上になるので、ほとんどの人は該当しないと思うが、オプションなどを一切付けずホワイトプランで契約し、さらに新スーパーボーナスを利用すると、割引額が減って実質負担金額が増える可能性がある。
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