同じ東芝製の「W52T」がハイエンドユーザーをターゲットにしているのに対し、「W51T」は厚さ21ミリの薄型ボディにワンセグ、デジタルラジオなどの機能をコンパクトにまとめた、普及機と呼ぶのにふさわしいモデル。女性も意識したカラーリングで、飽きの来ないシンプルなデザインを採用。誰の手にもなじみやすい端末だといえる。
メインディスプレイには2.6インチのQVGA液晶を採用。東芝製のワンセグ対応AVノートPC「Qosmio」で培った独自の映像技術を搭載し、色味、明るさなどが、ワンセグ視聴に最適なチューニングが施されているためか、番組の見やすさは極めて良好だ。テレビのほかに、試験放送中のデジタルラジオ(地上デジタル音声放送)にも対応。ヤマハの「DBEX」機能は、付属のソニー製イヤフォン装着時はもちろん、本体背面の2カ所に設置されたスピーカーにも有効で、横置きスタイルにすると、左右のスピーカーから広がりのある音が流れる。
PCサイトビューアー、PCドキュメントビューアーなどのアプリに加え、電子辞書の「辞スパ」も収録。データフォルダの容量も100Mバイトとたっぷり用意されている。また、ボイスレコーダー機能や、圏外エリアから圏内エリアに戻った際、通話ボタンを長押しすることで、素早く復帰できる「ベストコネクト機能」など、痒いところに手が届く機能が標準装備されている。
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