レビュー
» 2007年03月29日 06時13分 公開

圧倒的な“高機能”が心地いい──ハイエンド機「911T」の実力に迫る(後編)東芝「911T」レビュー(3/6 ページ)

[坪山博貴,ITmedia]

使い勝手のよい音楽再生機能は健在

 今や、Bluetooth携帯であればサポートしない方が珍しくなってきたワイヤレス音楽再生機能は、1Gバイトの内蔵メモリを含めて、概ね前モデルの910Tから継承している。着うたフルとMP4ファイルの再生に対応し、付属するPC用ユーティリティソフト「BeatJam 2007 for 911T」を使用して、PCから音楽ファイルを転送して使用できる。BeatJam 2007 for 911Tでは、音楽CDからのダイレクト転送はもちろん、MP3やiTunesのノンセキュアAACデータをインポートして911Tに転送できるなど、使い勝手は上々だ。これらの詳細は前回行った910Tのレビューも参照してほしい。

photophotophoto アーティスト別、アルバム別などの一覧も可能。プレイリストも複数作成できる。一覧の元になるタグ情報は付属の「BeatJam 2007 for 911T」が自動的に付与してくれる。実はiTunesで作成したAACファイルを直に転送しても再生できるが、この場合はタグ情報が無効となり、アルバム別などの一覧が利用できない点に注意したい(左)

ジャケット画像を登録した音楽データなら、それももちろん表示できる。スピーカーや有線イヤフォンでの再生時は、無音ながら早送り、巻き戻し操作もできる(中)

プレーヤーは本体ダイヤルキーを使用したショートカット操作もサポートする(右)

 プレーヤーは、[メディアプレイヤー]キーからワンタッチで起動できるほか、バックグラウンド再生を行う“BGモード”への移行も同じボタンで操作できる。ちなみに待受画面以外にも、ショートカットメニューからの起動も可能だ。

 BGモードは、カメラやアプリ、設定、ワンセグなど一部機能の使用時には音楽再生が一時停止されるが、(他機能を終了するなど)再生可能な状態に戻ればそのまま再生が再開される仕組みとなっている。Webアクセス系機能との併用は、Y!ケータイのほかPCサイトブラウザ利用時もBGモードが有効になる。

 なお、再生可能な音楽データはメディアプレーヤーから一括で管理する仕組みだ。本体とmicroSD、あるいは着うたフルとAACなどの区別なく一覧でき、プレイリストも混在して登録できるのがうれしい。[メディアプレイヤー]キーの長押しで、再生中の曲をデフォルトのプレイリストにワンタッチ登録できる便利機能も用意する。

 前述の通り、911TはBluetoothを利用したワイヤレス音楽再生に対応する。出力先を“ワイヤレス”に設定しておくことで、メディアプレイヤーの起動と同時に、自動的にBluetoothオーディオ機器に接続してくれる。本機のBluetooth電源がオフになっていた場合は、Bluetoothをこの時点でオンにするか否かもプレーヤーの起動時に行える。

photophoto 曲名の左側にあるアイコンで保存先がどこかを識別できるが、実利用時はそれを意識することなく使える(左)。プレーヤーと同時に、本機のBluetoothもその場で起動できる

 さらに細かいところだが、Bluetoothによるワイヤレス音楽再生時もイコライザやサラウンド設定が行えるようになった(前モデルの910Tは未対応だった)。加えてSBCに対応したため、音楽再生に限れば使用できるBluetoothオーディオ機器の幅が非常に広がった。“Bluetooth音楽ケータイ”としての使い勝手のよさは、さらに磨きがかかったと言えるだろう。

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