レビュー
» 2007年03月29日 06時13分 公開

圧倒的な“高機能”が心地いい──ハイエンド機「911T」の実力に迫る(後編)東芝「911T」レビュー(4/6 ページ)

[坪山博貴,ITmedia]

VGA/30fps動画の長時間再生にも対応する動画再生機能

 本機の大きな魅力の1つが「3インチのワイドVGAディスプレイ」。中でも動画再生能力に魅力を感じるユーザーも多い。内蔵カメラによりVGA(640×480ピクセル)/30fpsと、携帯で最高クラスのスペックの動画を撮影/再生できるとしているが、これをPCで自作した動画も同じように転送して楽しみたい──そう考えるユーザーは大変多いと思われる。今回はこれを試してみよう。

 自作動画は、ワイドVGA(800×480ピクセル)やワイドQVGA(400×240ピクセル)などワイドアスペクト比のものは再生できなかったが、VGAやQVGA(320×240ピクセル)などのアスペクト比4:3の動画、かつVGA解像度/30fps/約1.9Gバイト(1839Mバイト)/約2時間15分の動画まで再生できることを確認した。動画再生にはメディアプロセッサである「T5GP」を用いていると思われるので、この仕様なのだろう。もっとも携帯として、2007年3月時点で最高クラスの動画再生能力を持っていることは間違いない。

photophotophoto 動画データの作成は「携帯動画変換君」(Calcium氏作/フリーソフト)と、公開されていた911T向け設定ファイルを用い、ファイルサイズ制限をして作成したVGA/約1.9Gバイトの動画データ。本機上からサムネイルもきちんと表示され、再生可能であるのが分かる(左、中)。ビットレートを低めに設定して作成した、再生時間2時間15分2秒の動画データ。こちらも普通に再生できた(右)

 再生は、自作した動画を本機のしかるべきフォルダに転送し(前述のBluetoothによるファイル転送を活用すると非常に楽だ)、メディアプレイヤー/ムービーから行う。起動時は横向きで表示されるが、[4]キーで縦向き表示にも切り替えられる。レジューム(途中で中断し、次回はその位置から再生する)機能などがなく、機能としてはシンプルなものだが、再生中に音声/メール着信があると通話終了後、メール確認や返信後に続きを再生できる機能が備わっている。

 また、ショートカットメニューを活用すれば動画再生中にアドレス帳や発着信履歴を利用して音声発信を行ったり、メール送信することも可能。時/分/秒を指定して再生位置を移動できる“サーチタイム機能”があるので、中断する再生位置を覚えておく、あるいはメモ保存しておくなどの工夫により、再生する程度なら大きな不便なく使えることだろう。

photophoto 横向きはもちろん、縦向きにも切り替え可能。筆者の確認した限りでは、縦向き表示時はディスプレイの横幅いっぱいには表示できず、このような表示になってしまう。なお、左右キー長押しで早送り、巻き戻し操作が可能だ(左)

タイムサーチ機能で、任意の再生時間に移動できる。ただし、タイムサーチ、早送りともに1時間45分59秒以降にはシークできなかった(通常再生をし続けるなら問題ない)。基本的には内蔵カメラで撮影した動画やダウンロードした動画コンテンツ再生用の機能となるので、2時間を超えるほどの長時間動画は考慮されていなかったためかもしれない(右)

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