P903iTVが目指した「“VIERA”クオリティ」開発チームに聞く「P903iTV」(3/3 ページ)

» 2007年04月05日 18時40分 公開
[太田百合子,ITmedia]
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“悔しさ”からうまれた、2倍の連続視聴時間

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 最後は「長時間」。これは、前モデルの苦い経験が教訓となった。

 「P901iTVは、開発当初は当時最長の視聴時間を実現したつもりでしたが、すぐに他機種にキャッチアップされてしまいました。だから今度は絶対に負けたくないという思いから、開発当初から“前モデル比で2倍の視聴時間を”というスペックを目指しました」(山口氏)

 P903iTVは、松下電器独自のプラットフォーム「UniPhier(ユニフィエ)」(関連記事参照)の採用に加え、プロジェクトチーム内に省電力専門のワーキンググループを結成し、液晶AIによるディスプレイのコントロールなども含めて徹底した省電力化を図った。結果、標準時で約5時間20分、ECO(省電力)モード時で約7時間の連続視聴を実現し、“2倍”の目標を達成した。

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 「じつは時間をさらに伸ばすことも可能でした。しかし、そうすると“テレビ”としての画質が厳しくなってしまいます。P903iTVは“テレビ”。優先順位としてまず“高画質”ありきと考えていたので、そのバランスで5時間20分という数値になりました」(山口氏)

 携帯としての性能は当然としてP903iVは、開発チームが「今回、“高画質・高感度・省電力”という3つにこだわり、これを大きく進歩できました」「どの機能ももちろんそうですが、中でも画質は、とにかく他社に負けたくないという思いで開発しました。その点では自信を持って出せるものができました」(井端氏)と胸を張って投入する、テレビとしての基本機能にこだわった“第2世代”のワンセグ携帯に仕上がった。

 家庭用大型テレビのブランド名が冠されるワンセグ携帯もいくつか存在するが、P903iTVもそのスピリットは同じ。“パナソニック”という看板に恥じない高画質と高感度を特にこだわりつつ長時間視聴をも実現できたのは、この1年間の技術の進歩もさることながら、元祖ワンセグケータイのメーカーとしてのプライドがあったからこそだったのかもしれない。

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