2006年3月に発売されたドコモのワンセグケータイ「P901iTV」は、FOMAカードを抜いてもワンセグ試聴が可能だった。一方、前後して登場したauの「W41H」や、ボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)の「905SH」など、他キャリアのワンセグ機はSIMカードを抜くとワンセグが見られなくなる仕様で、ドコモのワンセグ後継機がどのような仕様となるか注目されていた。
この2月から3月に順次発売となる「D903iTV」「P903iTV」「SH903iTV」では、FOMAカードを抜くとワンセグ試聴ができない。「今後発売するワンセグ機についても同じ方針」(ドコモ広報部)とのことで、6月発売予定の「SO903iTV」も、FOMAカードを装着しないとワンセグが見られなくなると思われる。
ドコモによると、ワンセグ機能については当初からSIMロックをかける方針だったという。しかし、P901iTVは「最初のワンセグ機」で市場やユーザーの反応を見るためのコンセプトモデルであること、また、開発上の都合といった複合的な要因があったことから、SIMロックフリーでワンセグ試聴が可能になっていたという。
※今回の検証は、発売前の試作機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
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