P901iTVに見る「ワンセグ端末としての」こだわりパナソニック モバイルに聞く「P901iTV」(前編)(1/2 ページ)

» 2006年02月21日 18時08分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 既報のとおり、NTTドコモは3月3日にワンセグ対応端末「P901iTV」を全国で販売開始する。ドコモ初のワンセグ対応端末であるばかりでなく、ドコモ初の「アナログテレビ端末」でもあり、昨年の発表以来(2005年9月28日の記事参照)発売を待ち望む声も多かった。

Photo 別売り充電クレードルに端末をセットしたところ
 ※初出でクレードルを同梱としましたが、正しくは別売りとなります。お詫びし、訂正させて頂きます

 発売に先駆け、端末開発を手がけたパナソニック モバイルコミュニケーションズに端末の特徴を聞いた。

「横向きで視聴」がパナソニックスタイル

 ワンセグ対応端末としては既にauの「W33SA」「W41H」が発売されているが、P901iTVはこれらの端末と微妙に差別化を図った。まず最初のポイントは、アンテナの稼動範囲が広いこと。P901iTVは内蔵ホイップアンテナを自由に動かせる。

 W41Hなどもアンテナを立てる/寝かせるの範囲である程度稼動できるが、これは2次元的な動き。一方P901iTVの場合は、上下左右へと3次元的な動きが可能になっている。

alt アンテナ部のアップ。3次元的に動かすことが可能だ

 「ワンセグ端末ということで、やはり受信感度が大事。アンテナの機能を持つイヤフォンケーブルも同梱しており、2つのアンテナのうち受信感度のいい方を自動選択するようになっている」(パナソニック モバイル)。デモ会場となった松下電器のビルは東京タワーに近い立地のため、常に受信感度がよくアンテナの効果が確認できなかった。ただデジタル放送は「高画質で受信するか、さもなくば一切受信しない」という特徴を持つため、こうしたポイントは重要だとした。

 P901iTVはもう1つ、ディスプレイを90度傾けた状態でテレビ閲覧する「スイッチスタイル」を前面に押し出している。ヒンジ部は「P506iC」をもとにチューニングしたパーツを備えており、90度傾けた状態でピタリと固定されるようになっている。

 「(ビデオカメラのような持ち方で握ることができる)「P900iV」の『ムービースタイル』のときは、右手で持ちやすい形状になっていたため『左手用はないんですか』という問い合わせもあった。今回のP901iTVでは、右にも左にも傾けられるため左利きのユーザーにも便利に使ってもらえる」

alt 右に倒した後、そこから180度回転させて左に倒すとディスプレイがさかさまになるが、そこは端末が“天地”を解釈して正しく映像を表示する。もちろんディスプレイを上にした状態で折りたたんでも、映像を視聴できる

 パナソニック モバイルは、ディスプレイを上にして完全に折りたたんでしまった場合と比べ、「スイッチスタイル」にはメリットが多いと強調する。例えば長時間視聴を想定したテストで「30分持ってくれ」とお願いした場合、端末の下ケース(操作部)を握り締めて持ったほうが持ちやすいという声が多かったという。また、90度傾けた状態だと画面はワイド表示ながらダイヤルキーが露出しているため、チャンネル切替が容易だ。

 「折りたたんだ状態でチャンネルを切り替えると、1チャンネルから8チャンネルに移動するのに『上』キーを7回押す必要がある。しかも、ワンセグの仕組み上切り替えには3〜5秒かかる。ダイヤルキーが見えていれば、数字の『8』を押すだけでいい」

Photo 端末側面でも、チャンネル切替などある程度ワンセグを操作できる。「TV」キーを1秒長押しすればテレビ起動するほか、視聴中に長押しすればビデオ録画可能。短押しすると静止画録画を行える

 なお、ディスプレイを傾けたときに「デジタルテレビ」を起動するか「アナログテレビ」を起動するかは事前の設定が必要(「スタイル連動設定」の項目)。購入時にはそもそも、この機能が「オフ」になっているので注意が必要だ。

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