モバイルショッピングの決済、全世代で「代引き」が最多に──MMD研究所調査

» 2007年04月05日 21時58分 公開
[ITmedia]

 MMD研究所は4月5日、「モバイルコマースに関する利用動向調査part3」の結果を発表した。調査はstratationが運営する無料ホームページ作成サービス「00HPメイカー」、エボルブが運営する「ゲー選」など計8社とモバイル10サイトの協力を得て3月23日から同26日まで実施したもので、有効回答数は4056人。

 同調査によれば、3月度にモバイルネットショッピングを利用したユーザーは全体の約4割。男女共に30代前半までのユーザーでは、音楽CD/DVDの購買傾向が高いことが分かった。男性では20代後半から映画のビデオ/DVDの購買傾向が高まり、書籍は20代の購買傾向が高い。女性では、20代以上で化粧品、30代以上でダイエット関連・健康食品などの購買傾向が高かった。

 3月に限らず過去のモバイルネットショッピング経験について調査したところ、3月度と同様、全体で約4割のユーザーが利用したと回答している。年代別では、男女共に20代以上では50%以上の利用経験が確認された。男性では音楽CD/DVDの購入率が高く、女性は10代で音楽CD/DVDが上位に入り、アクセサリーは20代前半、衣料は20代後半が購買傾向のピークとなった。また、女性ではファッション小物の購買傾向は年代を問わず高くなっており、ダイエット関連の商品は年代があがるに従って購買する割合が高かった。

 オークションを除くモバイルネットショッピングで、1商品あたりの平均利用金額を調査したところ、「1001円〜3000円」が30.8%、「3001円〜5000円」が34.0%となり、6割以上のユーザーが5000円以内の商品を購入していることが分かった。 また1商品で利用した過去の最高金額については、「10001円〜20000円」が22.4%で最多。次いで「30,001円以上」が15.3%となり、1万円以上の商品を携帯電話で購入した経験があるユーザーは約5割となった。

 決済方法は1月度、2月度の調査に引続き、すべての年齢層で「代引き決済」の利用が最多となり、「コンビニ決済」は、10代の23.7%を除く、その他の年代ではすべて利用率は15%以下だった。また20代後半以上では「クレジットカード決済」の利用が30%以上となり、代引きに次ぐ利用率となった。

 なお、モバイルネットショッピング未経験者のうち、今後の利用に興味があると回答したユーザーは約3割となっている。

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