ウィルコムは「WILLCOM FORUM & EXPO 2007」で、同社が進める2.5GHz帯を用いた次世代PHS(記事1、記事2参照)のデモンストレーションを実施した。
デモは三洋電機製の基地局と端末局を用いて行われている。データ転送速度20Mbpsをコンスタントに出しており、スムーズなハイビジョン映像のストリーミング配信を披露。通信は20MHz幅で行われており、次世代PHSの実現に向け、順調に開発が進んでいる様子がうかがえた。
設備の展示はもちろん、デモが公開されたのも今回が初めてということもあり、これだけでも一見の価値はあるはずだ。なお、端末局の大きさはワンドア冷蔵庫ほどだが、「当然、小さくなる」(説明員)とのこと。現在は実用化に向けた各種実験中の段階だそうで、「既存と最新の技術を合わせた次世代PHSの登場まで、もうしばらく待っていてほしい」(説明員)と話した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.