フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは5月14日、ARM11採用のマルチメディアアプリケーションプロセッサ「i.MX31」上にアルファシステムズの“alpha Media Link SDK”を使用して開発したM-DMP(Mobile-Digital Media Player)機能を搭載し、DLNA規格に準拠したM-DMP製品の開発プラットフォームを実現したと発表した。
今回開発されたM-DMPは、デジタル家電やPCなどホームネットワーク内機器の相互接続を可能にする「The DLNA Interoperability Guidelines v1.5」で定義されたモバイル機器向けの機能。MP4ファイル、H.264/AVCコーデックおよびAACオーディオコーデックに対応するファイル再生に対応し、DLNA準拠機器の発見機能とコンテンツ情報取得、同ファイルの再生、停止、一時停止などのメディア操作機能を有する。
今後、ネットワーク家電製品や携帯電話などのモバイル機器を扱うメーカーは同開発プラットフォームを使用することにより、DLNA規格に準拠したM-DMP機能搭載製品の開発が容易かつ効率的に行えるようになるとしている。
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