KDDIは6月27日、東芝製のWIN端末「W53T」に、繰り返し開閉を行っているうちにヒンジが緩み、閉じた状態や開いた状態が維持できなくなる不具合があることを明らかにした。対象機種は準備が整い次第無償交換を行う。
W53Tは、回転2軸のウェッジシェイプ(くさび形)デザインを採用したボディが特徴の端末。6月14日から販売が始まったauの夏モデルラインアップの1機種だ。
不具合の原因は、ヒンジ部分を構成する部品の材料強度が低下し、端末の開閉を繰り返すことで部品が破損してしまうため。目安として、500回以上開閉を繰り返した場合にこの症状が現れることがあるという。
対象台数は5万2800台で、7月中旬ころをめどに、準備が整い次第auショップおよびPiPit店(一部店舗を除く)にて端末の無償交換を行う。対象機種のユーザーには、書面でも案内するという。なおKDDIでは、6月27日時点でW53Tの店頭販売を中止しており、販売再開も7月中旬ころになる見込み。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.