ぱぱっとすすっと、カメラで“遊べる”防水ケータイ──「W53SA」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2007年07月31日 18時09分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
photo 三洋電機製の防水ワンセグ「W53SA」(カメリアレッド)。キルティング加工を施したようなボディデザインと、防水性能+ワンセグが特徴。カラーはこのほかにジャスミンホワイト、ライラックピンクの計3色を用意する

 いつもカメラ機能に力を入れていたり、高画質だったりなど、ハイエンドユーザーがそのカメラ機能に期待しそうな端末を中心に取り上げているのだけど、今回はちょっと趣向を変えて、“そこまで”ではない三洋電機(鳥取三洋電機)の「W53SA」を試してみる。三洋電機がこのauの夏モデルで搭載する「ぱぱっとパノラマ」と「すすっとスキャン」機能が面白そうだったからである。

 この2007年夏モデルでは「パノラマ撮影機能」を重視した機種がかなり増えており、それなりに遊べたので、このW53SAはどうかなと(レビュー参照 「912SH」、「SH904i」)。

 では詳細をチェックしてみよう。ボディは回転2軸ではない普通の折りたたみタイプで、防水性能とワンセグを搭載する。

 カメラはAF付きの200万画素CMOSセンサー。本体側面の[カメラ]キーを長押しするとフォトモードで容易に起動できるほか、メニューからカメラを選ぶとカメラ関係の機能がずらっとリストアップされるようになっている。


photophoto カメラは裏面にあり、小さいけれどもAF付き。中央にある白い四角が撮影補助用ライト。オンにすると撮影の瞬間に強く光り、フラッシュのように使える(左)。ロック式で周囲にゴムパッキンを備えることで浸水を防ぐバッテリーカバー。その内部にmicroSDスロットがある(右)
photo VGA以上の画像サイズでは横位置撮影となり、撮影時はこんなふうになる。やや不自然で撮りづらい。いっそのことレンズをディスプレイの裏に配置して縦位置撮影専用にしてもよかったなと思う

 まずは基本機能から。フォトサイズメニューを見ると分かるように、画像サイズは最小限で表記も平易でわかりやすい。0.3Mモード(つまりVGAサイズ)以上では横位置での撮影となる。

 ただ、ボディは通常の折りたたみタイプなので横位置撮影に向いていないし、側面の[カメラ]キーも半押しによるAF操作には対応しない。これなら全画像サイズで縦位置画像撮影にしてしまってもよかったのではないかと思う。メニュー操作も全部縦画面で行うのが前提の仕様のようだし。

 撮影は、[カメラ]キーを押すか決定キーを押すとAFが動作し、合焦するとシャッターが切れる。別途、AFロック操作は発話キーで行える。

 W53SAがより初心者にやさしいかなと感じたのは、マクロモードがないことだ。本機はシームレスマクロになっており、通常のAFモードでマクロ撮影距離から遠距離まで全体を見てくれる。そのため、近距離だからといってマクロモードに手動できりかえなくてもいい(モードの切り替え忘れによるピンボケは、AF付きの携帯カメラに意外と多いのではなかろうか)。

 なお、AF動作時に(一瞬だが)画面下にスライダーが表示され、どの辺にピントを合わせたかがだいたい分かるようになっている。近距離で撮影したいのに遠景方向にスライダーが動いたら再度AFをし直せばよいわけだ。ただし、あれこれ撮ってみた感じでは背景にピントが合ってしまうケースが多かった。少し暗かったり、逆光気味だとかなり高い確率で背景にピントが誤って行ってしまう。これは残念。

 撮影機能はシーンモードやホワイトバランス、明るさなどを設定できるごくシンプルなものを用意。そのほか特殊機能としてモノクロやソラリゼーションなどの設定もある。

photophoto メニューはシンプルで分かりやすい(左)。撮影サイズはVGAやQVGAといった呼称ではなく、ケータイサイズ、壁紙サイズ、1Mサイズなど分かりやすいな表記になっている(右)
photophoto カメラメニューには8個もの項目が列ぶ。「パシャ文字カード」と「パシャ文字メモ」は三洋電機製端末ならではの機能。さらに「ぱぱっとパノラマ」と「すすっとスキャン」が搭載された(左)ピクトガイドは画面上の向きを示してくれるもの(右)
photo 2Mサイズ時(横向き)の画面。左側に撮影方向を示すアイコンがある

 画像記録にかかる時間は最大の2Mモードで約3秒。そこそこ快適だ。

 さて、W53SAといえば防水性能である。防水の等級はIPX5/IPX7レベル。おおざっぱにいえば、水没してもOKだけど(注)水中での利用はダメですよ、というレベル(水中での動作を保証するのはIPX8になる)。そのため水中撮影は保証されないので注意したい。もちろん雨天時の利用やキッチンなどの水周り、auのテレビCMのようなバスルーム、そしてこの機種のように水着を着たままプールサイドで使うなど、水辺でちょっと濡れるような場所で撮るくらいならOKと思っていいだろう。

注 IPX5:内径6.3ミリのノズルを用いて、約3メートルの距離から毎分約12.5リットルの水を3分以上注水する条件で、あらゆる方向からのノズルによる噴流水によっても、電話機としての性能を保つ防水レベル。IPX7:常温で、水道水かつ静水の水深1メートルの水槽に静かに沈め、約30分間水底に放置しても、本体内部に浸水せず電話機としての性能を保つ防水レベル

 では画質チェックを行っていこう。

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