インタビュー
» 2007年08月02日 19時47分 公開

惹かれるもの、それはホンモノ──「W52P」が似合う“オトナ”の意味開発陣に聞く「W52P」(3/3 ページ)

[太田百合子,ITmedia]
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「+Panel」はパナモバならではの個性の演出方法

 W52Pは、金属パネルを覆うようにパネルを被せて外観を変えられるau版のカスタムジャケット「+Panel」も採用する。半透明の柄付きパネルなどを用意し、裏の金属素材を生かしつつも端末の表情を容易に変化できるのが特徴だ。

photophoto ジュエルゴールドに格子柄の+Panelを装着(写真左の右側)。前機種より薄くなったスクエア形状のボディは、おそらく一緒にバッグの中に入れてあるであろう化粧品とも、ほどよくマッチする

 「基本は、何も付けない状態がこの端末の完成形。でも、もう少し別の方法で個性を表現したい場合はどうするか。弊社にはドコモ向け端末などで培ったカスタマイズの手法がありました。au版のカスタムジャケットこと“+Panel”ならそれが演出できるというわけです」(戸村氏)

 普段はベーシックなノンジャケスタイルで使用し、「気分を変えたいときに」さっとパネルを重ねる。例えばオフ時にサングラスをかける、コンタクトレンズからメガネに替える、アクセサリーを替える、スーツではなくTシャツやジーンズにする、そして服のトーンも替える……ような使い方を想定する。+Panelの多くが透明パネルがベースになっているのも「ノンジャケスタイルの金属の質感を生かしたまま、重ね着するようにカスタムを楽しんでもらうため」(大西氏)だ。

 そのほか、ドコモ向け端末用にも展開するオリジナルカスタムジャケットブランド「ReMOLDe」のデザインパネルや、アーティスト 清川あさみ氏とのコラボレーションパネル、ファッションブランド「HAKKIN.it」や「LAVENHAM」モデルのパネルなど、+Panelによるカスタマイズの幅をさらに広げるものも多数用意する。

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photophoto 「ReMOLDe」のデザインパネルは、透明ではなくカラフルな着色を施したパネルも多数ある(左上)。このほかauのキャラクターを用いたもの(右上)や、ファッションブランド、アーティストとのコラボパネルも発売される(左下、右下)

 不透明のパネルではせっかくの金属の質感が生かせない場合もあるかもしれない。しかし、それをどう感じるか、どう活用するかはユーザー次第。同社が考えるように、ボディの素材観を演出するためのパネルは標準オプションとして用意しつつ、ユーザーによるパネルカスタムも自由。それが正しいと思う。


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 「auさんから製品を出すにあたって、お客様がパナソニックに期待されているものは何かを考えると、やはりワンプッシュオープンだったり、パネルのカスタムだったりといったことがありますよね」と大西氏。この2つはすでに同社のアイデンティティといえるもので、それをauでもというユーザーも多かった。

 シンプルで上質を好む大人をターゲットにし、何もつけない状態で完成されたデザインのW52P。そこにあえて「+Panel」を付加した。auユーザーにも「パナソニックにしかできない個性の演出方法」を定着させたいという、同社のもう1つの狙いもあるようだ。

 今回、W52Pに対して多く用いた“オトナ”という言葉が意味するのは、本機が基本テーマにしたユーザー層だけではない。当然、それへの“憧れ”や“こうなってほしいという願い”を含めてもいいと思う。所持してうれしい、贈られてもうれしい携帯──誰もが所持する日用品化した携帯を、改めてこのような視点で検討してみるのも携帯購入における1つの手段かもしれない。

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