今回のドコモ販売ランキングは、お盆休み期間だったことと2007年夏モデルがほぼ出そろったことで大きな変動がなくなってきた。
今回の首位は、前回、主力の904iシリーズを抜いた富士通製のユニバーサル端末「FOMAらくらくホンIII」が連続で獲得。17日に後継機種「らくらくホンIV」が発売されたが、発売して間もないらくらくホンIVと比べるとやや安価に販売する店舗が多く、FOMAらくらくホンIIIの人気はそのまま継続している印象だ。次回以降、後継のらくらくホンIVはどのような動きを見せるだろうか。
2位はシャープ製の「SH904i」(前回3位)、3位はワンセグ搭載の「SH903iTV」(前回4位)、4位は富士通製の「F904i」(前回5位)、5位はパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P904i」(前回6位)がランクイン。それぞれ1つずつ順位を上げた。
2007年夏モデルの「904i」シリーズは、2位のSH904i、4位のF904i、5位のP904iに続き、8位にNEC製の「N904i」、9位に三菱電機製の「D904i」が入った。これらもそれぞれ1つずつ順位を上げ、904iシリーズ5機種は全てTOP10入りを果たした。
同じく夏モデルの「704i」シリーズは、今回7位の「SH704i」と23日発売の三菱電機製の「D704i」以外にすでに4機種が発売されたが、TOP10入りするほどの人気は得られていないのが残念なところ。残るは8月末発売予定のパナソニック モバイル製のスリムスライド端末「P704i」とLG電子製の“チョコレートフォン”「L704i」(10月発売予定)が控えている。
ワンセグ端末は、2位にSH903iTV、4位にF904i、7位にSH704iの3機種がランクイン。今週23日にはD704iも発売され、かなりラインアップも増えてきた(ただし、6月発売のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製ワンセグ端末の「SO903iTV」や、シャープ製以外の“903iTV”モデルはランキングに登場せず、それほど元気がない)。au端末ではカジュアル志向のワンセグ端末も好調ということもあり、コンパクトな“手のひらワンセグ”を特徴とするD704iが次回以降、どのような動きを見せるか注目しておきたい。
もう1つ、ドコモは22日、2年間の継続利用を条件に月額基本料金を“いきなり半額”にする「ファミ割MAX50」と「ひとりでも割50」を開始した。同プランの加入で端末価格をさらに割り引く店舗もあり、購入ユーザーの評判も上々だという。この“いきなり半額”施策は、端末販売状況に今後、どれだけ変化をもたらすだろうか。
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