少々腑に落ちない部分はあるが……かなり“カメラ”っぽくなった──「Advanced/W-ZERO3[es]」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2007年08月29日 17時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 では画質をチェックしていこう。まずはいつもの黄色い象のすべり台を、Advanced/W-ZERO3[es]とW-ZERO3で撮り比べてみる。

photophoto 左:Advanced/W-ZERO3[es] 右:W-ZERO3[es]

 こうして見比べると、基本画質はだいたい同じ。ただしこの作例ではそれほど分からないが、室内でのオートホワイトバランスなどに改善された点も多く、結果、Advanced/W-ZERO3[es]の方がトータル画質はいいように感じる。

 次は横位置で撮影。

photo 横位置で撮影

 象のすべり台がやけに明るい。これは背景の緑が暗いために全体的に露出オーバーになったためだと思われる。全体的にそのような傾向が見られた。

 特にあずまやの作例で、より顕著に出ている。

photo あずまや 明るさ±0

 暗い色が多いため、全体が大きく露出オーバー。というわけで、明るさを−2にして撮ってみる。

photo あずまや 明るさ−2

 こうすると色も落ち着いて、いい感じになる。

 ところで、これまでの作例をよく見ていただきたい。中心がずれているのが分かるだろうか。あずまやの作例はを中央に置いて取ったはずなのに、少し右にずれてしまったのである。

 じつはAdvanced/W-ZERO3[es]のファインダー画像は、左側(縦位置のときは下側)と上下(同、左右)が切れる。これはひどい。中心がずれるので、撮影時にファインダーに見える範囲と実際に写る範囲が横位置だと右に、縦位置だと上にずれてしまうのである。……なぜこんな仕様になっているのか、ナゾである。

 具体的にはこのような感じだ。

photophoto 撮影時のファインダー画面。被写体を上下左右ギリギリに収まるように撮影したが……(左)。保存された画像はこうなる。左右と下に広く写っている。全体が上下左右に広く写るならともかく、中心がずれるのは非常に困る。責任者出てこいという感じ(笑)(右)

 では気を取り直して、風景写真をいくつか。

photo 青空と白い煙突
photo たたずむ猫(明るさ−1)

 2枚目の猫の写真は−1の明るさ補正をして撮影したものだ。

 続いてマクロ。

photo マクロ 明るさ−1
photo マクロ 明るさ±0
photo マクロ 明るさ±0

 マクロは約8センチから10センチとけっこう近くまで寄れる。

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