では画質をチェックしていこう。まずはいつもの黄色い象のすべり台を、Advanced/W-ZERO3[es]とW-ZERO3で撮り比べてみる。
こうして見比べると、基本画質はだいたい同じ。ただしこの作例ではそれほど分からないが、室内でのオートホワイトバランスなどに改善された点も多く、結果、Advanced/W-ZERO3[es]の方がトータル画質はいいように感じる。
次は横位置で撮影。
象のすべり台がやけに明るい。これは背景の緑が暗いために全体的に露出オーバーになったためだと思われる。全体的にそのような傾向が見られた。
特にあずまやの作例で、より顕著に出ている。
暗い色が多いため、全体が大きく露出オーバー。というわけで、明るさを−2にして撮ってみる。
こうすると色も落ち着いて、いい感じになる。
ところで、これまでの作例をよく見ていただきたい。中心がずれているのが分かるだろうか。あずまやの作例はを中央に置いて取ったはずなのに、少し右にずれてしまったのである。
じつはAdvanced/W-ZERO3[es]のファインダー画像は、左側(縦位置のときは下側)と上下(同、左右)が切れる。これはひどい。中心がずれるので、撮影時にファインダーに見える範囲と実際に写る範囲が横位置だと右に、縦位置だと上にずれてしまうのである。……なぜこんな仕様になっているのか、ナゾである。
具体的にはこのような感じだ。

撮影時のファインダー画面。被写体を上下左右ギリギリに収まるように撮影したが……(左)。保存された画像はこうなる。左右と下に広く写っている。全体が上下左右に広く写るならともかく、中心がずれるのは非常に困る。責任者出てこいという感じ(笑)(右)では気を取り直して、風景写真をいくつか。
2枚目の猫の写真は−1の明るさ補正をして撮影したものだ。
続いてマクロ。
マクロは約8センチから10センチとけっこう近くまで寄れる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.