厚さ13.5ミリの“フラットスライド”はどれだけ便利に使える?──「P704i」(1/3 ページ)

» 2007年09月06日 00時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 スライドスタイルで13.5ミリというスリムさを実現したパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の新機種が「P704i」。FOMAのスライド端末としてもっとも薄く、かつ、FeliCa(おサイフケータイ)に対応する端末として2007年9月現在、もっともスリムな端末でもある。ディスプレイは最近の端末で増えているワイドディスプレイではないが、2.4インチのQVGA(240×320ピクセル)と、いまどきの水準サイズのものを採用する。

photophoto パナソニック モバイル製の「P704i」。カラーはローズゴールド、アイスホワイト、アーバンブラックの3色を用意する。スライドボディは同社製のFOMA端末として初。ソフトバンクモバイル向けのスライドボディ「810P」(2007年夏モデル)とほぼ同時期に開発された
photophoto 比較的初期、約2年前に発売されたFOMAスライド端末「D901iS」とサイズを比較(左)。続いて2007年春モデルの東芝製スライド端末「911T」とも比較。911Tは厚さ17.9ミリで、最近増えている18ミリ前後の厚さとなる端末だが、これと比較しても違いは大きい(右)
photo D901iSと比べたダイヤルキーとディスプレイの段差。ちなみに810Pの段差はカタログなどに約2.6ミリと明記されているが、本機の段差もそれに近い数値だ

 スライド端末は携帯における1つのスタイルとしてすっかり定着した感もある。本機はそのスライドボディに“フラットスライド”と呼ぶ従来のスライド端末とは異なる構造を採用した。

 フラットスライドは上部をU字型の下部が抱み込むような構造になっており、ディスプレイ部とダイヤルキー部の段差が少ないのが大きな特徴だ(関連記事参照)。スライド端末の課題とも言える、大きく2つに分離された操作部の段差を最小限に抑えることで、キー操作時の違和感がほとんどない。

 ダイヤルキー部はスライド量をそれほど大きく取っていないこともあり、一般的な折りたたみ端末と比べると縦方向のサイズがやや短い。スライド端末にはありがちだが、本機のキーは上下のフレームをなくしてサイズを確保し、さらにキートップを凸型(中央の[5]キーのみ凹型)にすることで操作性を向上させた。薄型端末に多く採用されるシートキーとは異なり、クリック感もそこそこある。実際操作してみると、上下に隣接したキーを押してしまうような誤操作もほとんどなく、パッと見で感じる印象より操作性は良好だ。

photophoto ダイヤルキー部はかなりコンパクトにまとめられている(左)。ダイヤルキーは山型のキーを採用し、押しやすさへの工夫も見られる(右)

 スライド構造はアシスト機能付きで、途中まで操作するとシャキッと開く。ディスプレイと十字キーの間にウレタン樹脂製の“スライドバー”を搭載し、この部分を指で引っかけるように操作するとスムーズに操作できる。ちなみにこのスライドバーは着信などを通知するLEDを内蔵するとともに、おサイフケータイ利用時の衝撃緩衝材としても機能する。

 ただしこのスライドバーを押し上げるようにして開くと、指を置く位置によって最上段のキーを誤って押してしまうこともあった。[メール]キーあるいは[iモード]キーと十字キーの間あたりに指を置くようにすると誤操作を最小限に留められそうだ。ちなみに開く時は、スライドバーを使わず最下部をそのまま押し上げて操作するのもよいだろう。

photophoto 中央の突起がスライドバー。やや角ばったウレタン樹脂製で、汗ばんだ指でもしっかりスライド操作をアシストしてくれる。ちなみに「P」端末のお手芸であるイルミネーションもスライドバー内に埋め込まれている
photophoto カバー付きのイヤフォン端子は左側面に、[シャッター]キーなども兼ねる上/下キーを右側面に備える。最下部にちょっとした段差があるので、この部分を押し上げるようにして開くのもよいだろう(左)。microSDスロットは上面に備える。なお、FeliCaマークはディスプレイの上にある。そのため、おサイフケータイ使用時はディスプレイ表面をFeliCaリーダーにかざす(右)
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