“Wオープンスタイル”を採用し、ディスプレイが横にも開く。ニンテンドーDS Liteのようなスタイルで構えて、横向き画面でワンセグやワイド画面のゲームアプリ、フルブラウザによるPCサイト視聴などが行えるP905iは、ワンプッシュオープンによる縦開きのほか、ディスプレイが横にも開く“Wオープンスタイル”の採用が特徴。横向きでワンセグや「リッジレーサーズモバイル」や「ぷよ&コラ」などのゲームアプリ、フルブラウザ、フルブラウザ上のWindows Media Videoコンテンツなどを表示できる。
ただ残念ながら、メニューUIを含むメニュー類全般は横表示に対応しない。横向き対応機能利用時に設定メニューなどを開くと、縦向き用のUIが90度傾いて表示されるイメージになる。
サイクロイド機構でディスプレイを横向きにするスタイルを確立し、「912SH」で横向き専用のUIを用意したAQUOSケータイのように、“P”端末も、この先横向き利用スタイルを提案するのであれば進化の余地が多く残っているといえる。
ちなみに、ディスプレイを横に開きつつも縦で構えて操作する変則スタイルも“なし”ではない。ディスプレイの縁で[iモード]キーと[カメラ/TV]キーはやや操作しにくいが、それをのぞけば意外に普通に操作できる
横向きに構えると家庭用携帯ゲーム機のようなスタイルでメガゲームを楽しめる(左)。そのほか大画面テレビに出力して楽しめるのも大きな魅力だ。リッジレーサーズモバイルは、携帯を「振る」「傾ける」で操作できる“直感”対応のタイトルでもある。そのほかパナソニック モバイルの携帯サイト“P-SQUARE”で、横向き+ワイド画面対応の「太鼓の達人 for P」「極上パロディウス STAGE1&2」「高橋名人の冒険島WIDE」「電車でGO!山手線ワイド版」も無料ダウンロードできる、購入者特典もあるフルワイドVGAディスプレイのメリットを実感できる機能の1つが、PC向けサイトを閲覧できるフルブラウザ。905iシリーズはほぼ共通で、高速に通信できるFOMAハイスピード(HSDPA)とフルワイドVGAディスプレイ、フルブラウザの組み合わせで、PCサイトの表示も快適に行える。
ディスプレイが横向きにも開くP905iは、そのスタイルと連動してフルブラウザの向きも切り替わるようになっている。十字キー操作も、表示に合わせて左右と上下が入れ替わる仕組みだ。そして、横解像度が854ピクセルあれば、おおむねのPC向けサイトは横スクロールなしに閲覧できる。
(すみません……弊社ITmediaを含めて)やや幅が広いサイトも、80%に縮小表示することで(文字はその分小さくなるものの)横スクロールなしでもそこそこ使える。
ただし、検索ワードなど文字の入力時は別。横向きUIがないためにちょっと悲しい操作感となる。
文字入力ウインドウをクリックすると縦向きUIで(つまり左90度に傾いて)表示される。もっとも、横向きで文字入力するとしても、QWERTYキーボードでない通常のダイヤルキースタイルを横向きで使用するにはかなりの慣れが必要。実質は縦に構え直すと想定すると、逆に横向きだと使いにくくなる……という考え方ができなくはない。
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