KDDIグループの純増数が10月から半減──11月契約数

» 2007年12月07日 15時32分 公開
[園部修,ITmedia]
グループ名 2007年11月純増数 累計
NTTドコモ 4万8200
 2in1:1万5300
5302万9000(53.0%)
 2in1:18万3100
KDDI 6万5400
 au:10万7200
 ツーカー:−4万1900
2941万6200
 au:2901万7300(29.0%)
 ツーカー:39万9000(0.4%)
ソフトバンクモバイル 19万1600 1740万2700(17.4%)
イー・モバイル (*)12万2300(0.1%)
携帯総計 30万5100 9997万200
*:イー・モバイルは四半期ごと(6月末、9月末、12月末、3月末)に数値を公表。数値は9月末時点のもの

 電気通信事業者協会(TCA)が12月7日、2007年11月末の携帯電話契約数を発表した。携帯電話のみでの契約数は9997万200。年内には1億契約に達すると見て間違いなさそうだ。

 11月はドコモ、au、ソフトバンクモバイルの各社が冬商戦向け新端末の販売を開始したが、3社合計での純増数は10月の33万1500を下回る30万5400にとどまった。ドコモ、ソフトバンクモバイルは10月よりも純増数を伸ばしているが、KDDIグループは純増が6万5300にとどまったのが大きく響いた。

 キャリア別に見ると、NTTドコモは4万8200の純増、KDDIグループが6万5400の純増(auが10万7200の純増、ツーカーが4万1900の純減)、ソフトバンクモバイルが19万1600の純増。ソフトバンクモバイルはライバルに10万以上の差を付けて7カ月連続で純増トップの座に輝いた。

 KDDIは秋冬モデルとして発表した端末のうち、フラッグシップとなる「W56T」「W54S」「W54SA」の投入が遅れており、年内は厳しい戦いを強いられそうだ。一方ドコモは11月26日から順次ハイエンド端末905iシリーズを投入しており、12月にはKDDIの純増を抜く可能性もある。

MNP利用状況 転入 転出 差し引き
NTTドコモ 非公開 非公開 −5万8100
au 非公開 非公開 2万6800
ツーカー 1700 −1700
ソフトバンクモバイル 非公開 非公開 3万3000
Graph 純増数の推移
Graph 純増シェアの推移
  2007年11月純増 累計
システム別 
NTTドコモ(W-CDMA) 56万2500 4138万800
NTTドコモ(PDC) −51万4300 1166万8200
au(CDMA2000 1x) 11万9300 2854万2400
au(cdmaOne) −1万2000 47万4900
ソフトバンクモバイル(W-CDMA) 42万6300 1178万1300
ソフトバンクモバイル(PDC) −23万4700 562万1400
イー・モバイル(W-CDMA) 12万2300
ツーカー(PDC) −4万1900 39万9000
(参考)プリペイド契約
NTTドコモ −300 4万1400
KDDI −8800(au:1100、ツーカー:−9900) 73万1200(au:45万9300、ツーカー:27万1900)
ソフトバンクモバイル −3万9800 133万8300
合計 −3万9800 211万900
(参考)通信モジュール
NTTドコモ 3万5000 131万6800
KDDI(auモジュール系サービス用回線数) 6400 79万1100
ソフトバンクモバイル 100 1600
合計 4万1600 210万9500
(参考)IP接続サービス
iモード(NTTドコモ) 4100 4777万4600
EZweb(KDDI) 7万6600 2478万2900
Yahoo!ケータイ(ソフトバンクモバイル) 12万1500 1442万5000
合計 20万2300 8698万2500

ウィルコムは引き続き純減、ドコモには依然25万契約が残る

グループ名 2007年10月純増 累計
ウィルコム −2万1600 460万800
ドコモ −3万4700 25万1800
PHS総計 −5万6300 485万2600

 PHSの契約数は、ウィルコムとドコモを合わせて5万6300の純減を記録し、累計は485万2600となった。ウィルコムは引き続き2万1600の純減とふるわず、ドコモも3万4700の純減。ドコモのPHSサービスは2008年1月7日にサービス終了を迎えるが、まだ25万1800件の契約が残っている。

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