ウィルコムの春モデルとして3月上旬に登場予定の「WX330K」は、京セラ製のPHS端末。前モデル「WX320K」の流れを汲むスタンダードな音声端末という位置づけだが、1月21日に春モデルとして発表された音声端末の中では最も高機能だ。
「シンプルで美しいフォルム」というデザインコンセプトのもと、丸みを帯びた形のWX320Kとは大きく異なる直線基調のデザインを採用。最薄部が15.6ミリというスリムボディに仕上がった。幅や高さはWX320Kより若干大きくなったが、それでも幅は50ミリに抑えられている。メインディスプレイが2.4インチに大型化され、microSDスロットやIrSimple準拠の赤外線通信機能を搭載するなど、ハードウェア面も強化している。
デコラティブメールは典型的なHTMLメールであり、ウィルコムの対応端末間以外にもドコモ、au、ソフトバンクモバイルなどのHTMLメール対応端末との送受信が可能。ソフトバンクモバイルの911Tとの間でメールを送受信してみたが、問題なく利用できた。
microSDへの対応に伴い、データフォルダのメニューには「microSD」の項目が追加された。もっとも京セラ端末ではすでにWX310KがminiSDメモリカードに対応しており、これといって目新しい機能があるわけではない。
ソフトウェアは新機能を除けば、おおむねWX320Kの流れを汲むものとなっている。一通りのアクセサリ機能を備え、Javaアプリにも対応する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.