何が便利になるのか──ドコモの新サービス「iモード.net」を早速試す「iモード.net」って何?(2/4 ページ)

» 2008年03月15日 03時42分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

「iモード.net」でできること

photo 初回ログイン時や常時ワンタイムパスワードを利用する場合は、この画面が表示される

 iモード.netは、PCで操作するWebメールサービスであり、PCからブラウザで「http://imode.net」へアクセスして利用する。対応OSはWindows Vista/XP、対応ブラウザはInternet Explorer 6(SP2)/7のみ(2008年3月現在)となる。2008年3月現在、FirefoxやOperaなどIE以外のブラウザではログイン後の画面が表示されず、結果として利用できなかった。

 このほか、Windows Mobile搭載スマートフォン上のInternet Explorer MobileやOpera Mobileでも同様だった。現時点(2008年3月)では、公式にサポートされた環境以外では利用できないと思った方がよいだろう。

 初回は、My DoCoMoのIDとパスワードに加えてワンタイムパスワードが要求される。ワンタイムパスワードは携帯サイトのiメニュー「My DoCoMo」で確認するか、iモードメールを受信することで取得する。最低でも初回利用時の1回は、iモード.netを契約した回線のiモード対応携帯での操作が必要になる。ただ、これは2回目以降は省略できる。省略時はログインするたびにログイン日時を記録したメールが携帯に送信される(このメールはiモード.netでは受信できない)。セキュリティ対策のためと思われる。


photophoto 携帯で確認するワンタイムパスワードの発行画面。パスワードの有効時間は“3分間”で、かなりタイトだ。ただ、iメニューの「My DoCoMo」内なので、iモードのパケット料金はかからない(左)。ワンタイムパスワードを利用しない場合、ログインするたびこのようなメールが携帯に届く(右)
photo デコメールを受信。絵文字はもちろん、デコメ素材の動きもきちんと再現される

 ログインすると、左からフォルダ一覧、メール一覧、メール本文表示が並ぶ“通常モード”の画面が表示される。これ以外に、メール一覧とメール画面を切り替えるタイプの“コンパクトモード”も用意する。

 “メール一覧”からメールを選択すると、メール画面にその内容が表示される。もちろん、デコメールや絵文字入りメールにも対応する。メール画面は携帯端末で見るレイアウトと似ており、PCで利用できるといっても大幅に表示情報量が増えるわけではないものの、デコメールを違和感なくPCでも再現できるメリットはある。


photo 3列表示の“通常モード”画面。メール画面は携帯電話の画面を意識したレイアウトである。一覧は送信者、件名、受信日時で正順/逆順に並べ替え可能。送信者名はアドレス帳に登録があれば、登録名で表示される。ちなみにウインドウ幅は、横へ拡大するとメール一覧部分の表示幅が拡大するものの縦方向の表示幅は固定されている
photo “コンパクトモード”画面。メールアドレスなど省略される部分はマウスのカーソルを合わせるとポップアップ表示され、全体が確認できる。一覧からメールを選択すると、一覧表示部分がメール表示に切り替わる。ただ、一覧もスクロールバーによるスクロールができないので、“通常モード”の方が使いやすいと感じる

 メールの送信は、デコメールを含めた新規作成はもちろん、受信メールへの返信、全員返信、転送が可能。iモードの絵文字はもちろん、デコメ絵文字や画像の挿入にも対応し、顔文字テンプレートもある。なお携帯の操作とは異なり、絵文字や画像をマウスのドラッグ&ドロップ操作でパパッと配置できるのが便利だ。

photo メールの作成画面。右にデコメール用の素材パレットが表示され、絵文字やグラフィックをマウスのドラッグ&ドロップ操作で配置できる
photo プレビュー画面。携帯端末の表示にほぼ近いイメージで確認できる
photo PCから適当な画像をインポートしてデコメ素材にすることも可能だ。素材のファイルサイズは90Kバイトまでとなっているので、事前に加工や縮小などの編集しておく必要はある

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