携帯電話はキャリア主導の時代からユーザー主導の時代へ──。NTTドコモが7月1日から“ドコモ”ブランドを一新すると発表した。技術志向で、新規顧客の獲得を重視する経営から、マーケットニーズを知り、期待に応えて顧客の満足度を高めていく経営へとかじを切る。
NTTドコモの代表取締役社長、中村維夫氏が、ドコモが変わるためのビジョンとして4つの「新ドコモ宣言」を掲げ、新しいブランドステートメント、ブランドスローガンを発表した。7月1日から新たなコーポレートブランドロゴとコーポレートカラーを採用する。新しいロゴは、より顧客に近い存在であることや優しさ、絆を表現するため、小文字の「docomo」とした。イメージカラーは「ドコモレッド」という特別な赤だという。
新ドコモ宣言として掲げるビジョンは以下の4つだ。
新しいブランドスローガンは「手のひらに、明日をのせて。」

携帯電話の人口普及率が高まり、市場が変革期を迎えたことから「新規獲得と解約防止」を主軸とする従来のビジネスモデルからの脱却を図る。新たなビジネスモデルでは、顧客の1人1人に向き合い、“関係の深さや長さ”を重視するという
サービスについては顧客視点の見直しを図っており、25のプロジェクトを立ち上げた。「新ドコモ宣言」による改革は、社内の意識統一を図る「ONE docomo」からスタート。第2四半期には地域会社を統一し、一丸となって改革にあたる
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