ソフトバンクと中China Mobile、英Vodafoneの3社が3月24日、携帯電話を利用する新技術やアプリケーションサービスを開発する合弁会社「ジョイント・イノベーション・ラボ」(JIL)を設立すると発表した。まずはさまざまな端末プラットフォームやOSに対応したモバイルウィジェットの実行環境を開発する。
JILは、3社がより高度な携帯電話向けインターネットサービスの提供を目指して設立する会社。携帯電話が単なる音声通話のための“電話”からインターネット端末へと変わりつつある現状をふまえ、こうしたインターネット端末にサービスを提供しやすい環境を作っていくことを主な目的とする。
会社自体は2008年夏をめどに設立予定で、本社はオランダに置く予定だが、スタッフをすべてオランダに集めるのではなく、JIL参加各社がそれそれのノウハウや開発リソースを持ち寄り、情報を共有しながら全世界で開発を行うような体制になるという。またサービス提供を実現するためには、端末メーカーなどの技術や協力も不可欠であるため、今後は広くパートナーを募る考えだ。
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