2007年度、最も売れたケータイは?──キャリア総合編2007年度 年間携帯販売ランキング(2/2 ページ)

» 2008年05月02日 20時44分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
前のページへ 1|2       

2008年度は新キャリアのさらなる躍進にも期待、売れ筋も変化か

 この総合ランキングはイー・モバイルやディズニー・モバイル、ウィルコムの端末も集計対象に含めてあるが、これらキャリアの機種はランキングには登場できなかった。

 ただ、2007年3月に13年ぶりの新規キャリアとして参入し、2008年3月に音声サービスも開始したイー・モバイルの登場は、2007年度の携帯業界における大きなトピックの1つだった。携帯キャリア全体のシェアはまだ約0.4%の41万1500契約(2008年3月末現在)だが、音声サービスを始めた2008年3月は業界トップのドコモに匹敵する13万200の純増を記録した。今後のエリア拡大や端末ラインアップの増加、新たな魅力的なサービスの展開などにより、2008年度にどれだけ躍進するか期待したいところだ。

 2008年3月にスタートしたディズニー・モバイルは、実質は購入方法や料金体系、サービスエリアをほぼ同じとするソフトバンクモバイルのMVNOとして展開するサービスだが、第1弾の機種「DM001SH」や専用コンテンツ、“**@disney.ne.jp”のメールアドレスを使用できる特徴を用意し、評価もなかなかと聞く。ディズニー・モバイルも他社と同じように春・夏・秋冬のペースで新機種を投入していく予定としており、2008年度はそのラインアップも増えてくると思われる。特に端末は、ターゲットを国内に多く存在すると思われる“ディズニーファン”向けだけに集中して企画すればよく、そこが今後のディズニー・モバイルの腕の見せ所だろうか(逆に、外すと総スカンを食らうだろうが、そのようなことはないと思われる)。

photophoto 2007年3月に開業、2008年3月に音声サービスも始めた「イー・モバイル」(左)、2008年3月にスタートした「ディズニー・モバイル」(右)
photo 905iシリーズ発売と新販売方式の開始を祝う家電量販店のセレモニーに出席したNTTドコモの中村維夫社長(2007年11月)

 2007年は、総務省主導のモバイルビジネスのあり方を議論する「モバイルビジネス研究会」で販売奨励金制度についての議論が多く行われた。結果、端末価格と通信料金を区分する、いわゆる「分離プラン」としてドコモとKDDIは下半期に新しい端末購入制度を導入した。

 とりあえず導入当初となる2007年の冬商戦と2008年の春商戦はどのキャリアも契約を増やし、端末販売も好調だった。2008年度は、他社端末が総合ランキングでも台頭する傾向がより顕著になる反面、端末そのものの買い換え需要はいくぶん減ると予想される。

 「0円/1円」端末、購入時の初期費用が安価な分割払い、それに付随するいくつかの“縛り”、結局さらに複雑になった料金体系──ユーザーはこれをどう見るか。2008年度は、その影響がよりはっきり浮き出てくるのではないだろうか。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月13日 更新
  1. スタバ長時間滞在、なぜ「一律ルール」設けない? “スマホでゲーム、PCで仕事も…広報見解は (2026年06月12日)
  2. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  3. 「JALモバイル powered by ahamo」のお得度を検証 本家ahamoやIIJmio版とは何が違う? (2026年06月12日)
  4. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  5. 「日本通信アプリ」の新バージョン提供開始 FPoS対応で本人確認のセキュリティを強化 (2026年06月11日)
  6. 20万円超も珍しくない高額スマホ時代、「スマホ保険」の選び方と料金の目安は? (2026年06月12日)
  7. 「Nintendo Switch 2」が“転売ヤー”の餌食に 多言語版の買い占め→「プレイ50時間」条件復活 (2026年06月12日)
  8. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー