順位 | 製品名 |
---|---|
1 | 705SH |
2 | 911SH |
3 | 812SH |
4 | 910SH |
5 | 911T |
6 | 810SH |
7 | 811SH |
8 | 707SC |
9 | 705P |
10 | 810T |
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2007年上半期で最も売れたソフトバンクモバイル端末は「705SH」(シャープ製)だった。
705SHは約1年前、ボーダフォン(当時)の2006年の夏モデルとして、2006年6月に登場した。本機は、2006年下半期と2006年の年間ランキングで首位を獲得したが、その人気は2007年も衰えず上半期も首位。近年まれに見る大ヒット端末に成長した。
改めてその特徴を見ると、ボディは厚さ17ミリの薄型、重量は103グラムと軽量。シンプルでスクエア、多色展開、メタリックな質感で“上質感”を演出するスリム&軽量ボディをまとい、最近の携帯のトレンドの多くを兼ね備えていたことが確認できる。
本機は、全25週中23週でランクイン。そのうち14週連続で首位を獲得した。2007年1月から3月半ばはランキングの中盤を上下し、一時期ランク圏外に落ちた週もあったが、3月の第4週から一気に人気が再燃し、週別ランキングの首位を奪還。その連続首位記録は3月第5週から上半期の最終週までに留まらず、下半期に入り、かつ2007年夏モデルがほぼ出そろった7月第4週まで継続した。
2位は、ワンセグ搭載のハイエンド端末「911SH」が獲得した。
911SHは“AQUOSケータイ 2nd model”として、2006年下半期および年間ランキングで2位だった「905SH」の後継モデルとして2006年11月に登場。ワンセグとディスプレイが90度回転するサイクロイド機構を継承し、3インチの大画面モバイルASV液晶と厚さ22ミリに薄型化(905SHは厚さ約27ミリ)した高級感のあるボディ、全7色の多色展開、シャープの液晶テレビ「AQUOS」シリーズで培った高画質化技術などを採用して進化した。
なお2006年の冬モデルから2007年の春モデルにかけて、“AQUOSケータイ”はソフトバンクモバイルだけでなく、ドコモとauにも登場。ドコモ版AQUOSケータイの「SH903iTV」は上半期4位、au版の「W51SH」は同9位に入ったが、発売時期が早かった911SHは中でも好調の売れ行きを見せた。
本機は上半期の全25週で4位以内にランクイン。うち、首位を1月第1週から連続6回を含めて計8回獲得した。さらに2007年夏モデルには、その後継モデル“AQUOSケータイ 3rd model”こと「912SH」が6月第2週に登場。以来、ランキングの上位は912SHに譲る結果になったが、8月現在もTOP10圏内に留まっている。
3位はシャープ製の「812SH」が入った。
812SHは1機種で全20色と、かつてない数のカラーバリエーションを用意した“PANTONEケータイ”。ブラック、ホワイト、メタルブルー、パールピンク、シルバー、ライトブルー、パープル、オレンジ、ピンク、レッド、ゴールド、グリーン、グレー、ブルー、ミントグリーン、ビビッドピンク、ネイビー、イエロー、ブラウン、ベージュと特徴的な色を豊富にそろえた。
そのほか、シンプルでスリムなボディに2.4インチモバイルASV液晶、押しやすい「アークリッジキー」、新着メールの一部をすぐ確認できる「メール即読機能」などを搭載し、Yahoo!ケータイ、Yahoo!mocoa、S!タウン、アレンジメール、マイ絵文字、フィーリングメール、S!FeliCa、着うたフルなどソフトバンクモバイルのほとんどのサービス・機能に対応する。
本機は登場した2月の第2週から連続20週で4位以内にランクイン。そのうち発売直後の2月第3週から3月第1週まで連続首位を獲得した。幅広くターゲットを設定したことで、常に一定以上の人気が継続した印象だ。
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