「iPhone 3G」はかなり優れた携帯動画プレーヤーでもある。
iPhone 3Gで再生できる形式の動画ファイルを作成する方法は、アップルの「QuickTime Pro」(3400円)を使用する以外にフリーソフトも多数存在する。例えば筆者は「Free Video to Converter」というソフトを使ってiPhone 3Gで再生できるH.264形式のMPEG-4動画を作成し、iTunes経由でiPhone 3Gと動画データを同期している。
転送した動画データは、iPod機能の“ビデオ”から再生するのが基本。ここから選ぶと選択した動画1つを再生できる。連続ドラマや短編のビデオなど複数の動画ファイルをとぎれなく流しっぱなしにしたい場合は、動画用のプレイリストを作成してそこから再生するとよい。音楽ファイルと同じように連続、あるいはシャッフル再生できる。
iPhone 3Gの動画機能をクルマで使うにあたっては、本体の設置方法に少し工夫が必要かもしれない。今回は、
の方法で試した。
(1)は、メーカーや製品名はもはや忘れてしまったが、“シリコンケースを装着した第4世代iPod用”に合わせた幅で設計された車載ホルダーだったので、やや幅広く薄いiPhone 3Gもスポンジで厚さを微調整するだけですっぽりきれいに設置できた。このホルダーは両面テープで適当な場所へ設置でき、上下方向の角度を自由に調整できる。デメリットは横向きにできないことだ。
(2)は、以前、P903iTVをクルマで試した際に用いた組み合わせで、ホルダーごと90度ずつ回転できるのが特徴。横向き保持も容易だ。ただ、iPhone 3Gの幅は62.1ミリ。一般的なケータイよりかなり幅が広いので、メーカー公称値で最大52ミリまでしか開かないホルダーへむりやり挟んで、強引に保持できた。保持力はそこそこあるが、ホルダーが破損する可能性はある(さておき、このホルダーの「iPhoneも安心“幅広版”」がほしい)。
(3)は、(2)の派生パターン。カーナビのディスプレイを外してまで設置する必要はないが、なかなか違和感なく設置できる。
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