第6回 「速度超過アラート」アプリで安全運転:クルマで使う「iPhone 3G」(2/3 ページ)

» 2008年09月29日 18時01分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

「速度超過」でサイレンが

 次は「SpeedAlert」(無料)。速度計測の仕様は前述のアプリと同じだが、設定した速度を超えると画面の点滅とともにアラート音が鳴り響き、速度超過を知らせてくれる。設定速度は5キロ/時から300キロ/時。50キロ/時まで5キロ/時刻み、200キロ/時まで10キロ/時刻みで計26段階に設定できる。

photophoto 速度超過を知らせてくれる「SpeedAlert」。アラート音と上限速度、速度超過を認識してから何秒待つかといった設定が行える

 アラート音はアメリカンなパトカー風サイレンから、けたたましいクラクション風、“警察無線”風など計6種類から選択できる。幸い(?)日本人の筆者は「あ、何かの映画で聞いたことある」くらいにしか思わなかったが、現地の人は「ビクっ」となるのかもしれない。もっとも本当にサイレンが聞こえてしまったら「事後」なのだが。

 ともあれ、SpeedAlertはただ速度を示すだけのアプリとは異なり、クルマでも常に表示しておきたいと思えるものだった。これを応用すると、iPhone 3Gがよくある「レーダー探知機」代わりになるかもしれないと感じたからだ。

 例えば地図データと連動して一般道と高速道路を速度制限別に認識することにより設定速度を自動変更したり、パイオニア製カーナビのオプション「オービスROM」のようなデータと地図情報が連携した通知機能が備わるとなると利便性は格段に高まる。また、事故多発地点など、注意して走行すべき箇所で特に注意を促すといったことも有効だと思う。

万一の緊急時に

 クルマに乗るなら、事故や故障といった万一の事態が起こる可能性がある。このときに役立ちそうだと思ったのが「Emergency Distress Beacon」と「Here I Am」(無料)だ。

photophotophoto “ここです”メールを容易に作成できる「Emergency Distress Beacon」(左、中)と「Here I Am」(右)

 これらアプリは、GPSで測位した位置情報を容易にメールで送信できる機能を備える。「ここです」と送った位置情報で、受信者が適当な地図ソフトか地図アプリで確認することにより位置が分かる──という仕組みだ。

 Emergency Distress Beaconは、“緊急!”っぽいアイコンがそれらしい雰囲気を醸す。手動でGPS情報を取得し、「Email Location」キーを押すと、本文欄に位置情報の文字列があらかじめ入力された新規メール作成画面が開く。一方Here I Amは、緊急用というより、友人との待ち合わせ用といったカジュアルな使い方が想定されている。起動すると自動的に位置情報を取得し、位置情報の文字列が入力された新規メール作成画面が開く。

 使い勝手は、操作手順が少ない分、Here I Amの方がよい。また、自動的に挿入される本文文字列も「GoogleマップのURL」になっているので、例えばメールをiPhone 3Gで受け取って、そのままGoogleマップで表示できるメリットがある。

 欲を言うと、特に緊急用途を想定したEmergency Distress Beaconは「誰に送る」かもあらかじめ設定できるともう少し便利になる。また、Beaconというなら、逆に捜索者がこちらをGPSで追跡できるようになっているとよいかもしれない。そういえばiPhone 3Gは「位置ナビ検索」「紛失ケータイ捜索サービス」のようなGPSサービスが使えない。

 ちなみに、iPhone 3Gは携帯電話としての機能を備える。そもそも電話で済む場合は多く(もちろん、「この場所だ」とある程度正確に伝えられるのは有効)、緊急時であってもサービスエリア外であれば機能しないのは、分かってはいるものの少し悲しい。

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