「WILLCOM 9」の“ここ”が知りたい2回目は、日本語入力システムや赤外線通信などの実用機能をチェックした。
WILLCOM 9の日本語入力システムは、9(nine)/9(nine)+と同じAdvanced Wnn 1.31を採用している。基本的な機能は前モデルと同様だが、予測変換候補の表示数が増えていたり、キーアサインなどが変更されている。
固有名詞(特に人名)の変換候補は少なめだが、レスポンスのよさという意味では前モデル同様にストレスを感じず入力できる。なお、ポケベル(2タッチ)入力には対応していない。

予測変換候補のウィンドウ。前モデルでは左右の分割表示だったが(写真=左)、WILLCOM 9では1つのウィンドウにまとめて表示される(写真=右)。表示される候補の数も増えている(写真=左)。絵文字や顔文字は、履歴や表情などのカテゴリ別表示。前モデルに比べ絵文字の数が増えたために一覧表示からカテゴリ別の表示に変更されたという(写真=右)文字入力時のキーアサインは以下のようになる。
WILLCOM 9の赤外線送受信機能で送信可能なデータは、プロフィール、データフォルダの各種ファイル(1ファイルずつ)、本体のアドレス帳(1件もしくは全件)の3種類。受信可能なデータは、プロフィール、画像・音声などの各種ファイル、アドレス帳となる。
受信できる1件のデータ容量は最大1Mバイトとなり、送信できるデータ容量については特に制限は設けられていない。
WILLCOM 9はモデムとしての機能は搭載されていないため、PCに接続してのデータ通信は行えない。
なおPCと接続するために搭載されているMicroUSB端子は、付属の「専用ユーティリティソフト」を用いてデータ(アドレス帳、データフォルダ内のデータ)の読み出しや書き込みが可能となっているほか、ACアダプタと接続して本体を充電できる。

ボディ底面のMicroUSB端子(写真=左)。充電器にもMicroUSB端子があるが電源供給用で、本来は電源アダプタを接続するもの。ただし、製品に付属のUSB←→MicroUSB変換ケーブルを使えば、PCから電源を取ることもできる。ただし、データの同期などはできない(写真=右)
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