2008年秋冬版 使用スタイル別に選ぶ「Bluetoothハンズフリー&イヤフォン機器」カタログ(ハイエンド/特殊モデル編)バイヤーズガイド(2/6 ページ)

» 2008年11月25日 15時27分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

ヘッドセット型からステレオ対応に変化する変わり種モデル──ソフトバンクセレクション「SBS-WTBT02」

photo ソフトバンクセレクション「SBS-WTBT02」。単体で見ると、よくあるデザインのヘッドセット機器だ。前面に「SRS WOW HD」のロゴが確認できる

 ソフトバンクBBが他社製品を再パッケージし、ソフトバンクブランドで販売する製品群が「ソフトバンクセレクション」。ソフトバンクモバイル端末だけでなく、ドコモやau端末も含めた動作確認情報なども公開されているので「国内のケータイ用」として導入するのに適している製品群の1つといえるだろう。

 この「SBS-WTBT02」は、片耳に差すヘッドセット型の本体に付属のケーブルを接続することで、ステレオ音楽再生対応機にもなる変わり種モデルだ。製造元はワイヤレステクノロジー。本体はフックボタンとボリュームボタンのみが備わる。ヘッドセット通話のみ使用する場合は本体単体で使用できる。

 一方、上面の端子へ付属するイヤフォン端子+マイク付き変換コネクタを接続すると、ステレオ音楽再生対応機に変化する。本体で楽曲操作は行えないが、「SRS WOW HD」対応で複数のサラウンド効果とともに音楽を再生できる。イヤフォン端子は3.5ミリのステレオミニジャックなので、好みのイヤフォンも使用可能だ。残念ながらSCMS-Tには対応せず、ワンセグの音声出力は行えなかった。

 なお、SBS-WTBT02は2008年12月上旬発売予定。今回のテストは試用機で行ったので、付属品や詳細機能などは完全でない可能性があることをご留意願いたい。


photophoto 付属のアダプタを接続すると、“ステレオ音楽再生対応”に変化する。付属するステレオイヤフォンは長さが調整でき、そのままネックストラップにもなる仕様となっている(左)。アダプタにもマイクが備わる。イヤフォン端子は3.5ミリステレオミニジャックなので、付属するネックストラップ兼イヤフォン以外に任意のイヤフォンも使用できる(右)
photophoto 側面にシーソー式のボリュームスイッチがある。前面のフックボタンと合わせて、本体の操作スイッチはこれだけだ(左)。ACアダプタはそこそこのサイズ。端子は独自形状のようで、市販のUSB充電ケーブルなどは使えない。なお、製品版でUSB充電ケーブルが付属するかどうかは未定のようだ

主なスペック
製品名 SBS-WTBT02
メーカー ソフトバンクセレクション(ソフトバンクBB)
製品形態 ヘッドセット(インナーイヤー)兼リモコン型
装着スタイル 片耳/両耳
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) 非公開
重量 約12グラム
連続通話時間 未定
連続音楽再生 未定
連続待受時間 未定
充電時間 未定
充電端子(USB充電) 独自(未定)
Bluetoothバージョン v2.0+EDR
HSP(音声通話)
HFP(音声通話)
A2DP(音楽再生)
AVRCP(楽曲・ワンセグ操作)
ワンセグ音声出力(SCMS-T) ─(試用機調査)
ステレオ音声出力
マルチポイント接続
ノイスリダクション系機能 ─(試用機調査)
通信可能距離 半径約10メートル(Class 2)
イヤフォン接続(3.5ミリステレオミニジャック) ー(付属変換コネクタ経由)
イヤーピースカバー
イヤーフック
ヘッドバンド
その他機能、特徴 単体でヘッドセット/モノラルヘッドフォンとして動作、付属ヘッドフォン接続でステレオヘッドフォンとしても利用可能,SRS WOW HD搭載
カラー シルバー
+D Shopping最安値
(2008年10月末現在)
(“前後”とある項目は調査時取り扱いがなく参考価格です。価格は変動します)
9800円前後(2008年12月上旬発売予定)


ヘッドセット型から音楽のステレオ再生対応に変化する、多機能コンバーチブルタイプ──プラントロニクス「Voyager 855」

photo プラントロニクス「Voyager 855」。イヤーピース型とステレオイヤフォン型が融合したコンバーチブルデザインが特徴

 プラントロニクスの「Voyager 855」は、ベーシックなイヤーピース型から、別途付属するもう1つのイヤーピースを接続するとステレオ出力対応に変化するコンバーチブルヘッドセットである。

 イヤーピースはインイヤー型。イヤーピースだけでしっかりと装着できるが、別途イヤーフックも取り付けられる。A2DPによるワイヤレス音楽再生を利用する時はもう1つのイヤーピースを接続するわけだが、配線が頭の後ろに回るよう工夫されているので、取り回しも非常に楽だ。

 楽曲操作はミュートボタンが再生/一時停止、ボリュームボタンの長押しで曲間移動が可能。音楽再生において、曲間移動の操作が少しまどろっこしいと感じるが、小型軽量のボディの中においてはうまくまとめているとは言える。

 もちろん、ハンズフリー機能としての機能も充実する。DSPベースのノイズリダクション機能を搭載し、スライド式のマイクブームがフック機能を兼ねる。イヤーピースが耳の穴に差すインイヤー型なので、片耳だけ装着した時の周囲の音の聞こえ方に当初は違和感を感じることもあるかもしれないが、音楽再生も兼ねるスピーカーユニットも合わせて、音質は非常にクリアだ。

 なお、本体は左右どちらの耳にも装着できるが、音楽再生における難点として左耳に本体を装着してステレオイヤフォンとして利用する場合は左右の音が入れ替わってしまうことが挙げられる。また、SCMS-Tに対応しないのでワンセグの音声は出力できず、Bluetooth対応の一部au端末では音楽再生にも利用できないことがある。この点には注意が必要だ。


photophoto イヤフォン付きイヤーピースを外せば、Voyager 815と同じデザインのベーシックなヘッドセットになる。マイクがスライドして、より口元に近い位置に移動する。伸ばしてオンフック、もとに戻してオフフックといった用に操作できる
photophoto 本体側面のミュートとボリュームボタンが音楽再生時の楽曲操作用として利用できる。操作性は多少犠牲になっているが、合理的に設計されている(左)。通常のイヤーフックも付属する(右)

主なスペック
製品名 Voyager 855
メーカー 日本プラントロニクス
製品形態 ヘッドセット(インイヤー)型
装着スタイル 片耳/両耳
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) 15×68×12ミリ(イヤーピース込み:31ミリ)(実測値)
重量 約11グラム(ステレオケーブル装着時:約15グラム)
連続通話時間 最大約7時間
連続音楽再生 最大約6時間
連続待受時間 最大約160時間
充電時間 約3時間
充電端子(USB充電) Micro USB形状(○汎用ケーブル利用)
Bluetoothバージョン v2.0+EDR
HSP(音声通話)
HFP(音声通話)
A2DP(音楽再生)
AVRCP(楽曲・ワンセグ操作)
ワンセグ音声出力(SCMS-T)
ステレオ音声出力 ○(着脱ケーブル式)
マルチポイント接続
ノイスリダクション系機能
通信可能距離 半径約10メートル(Class 2)
イヤフォン接続(3.5ミリステレオミニジャック) ─(専用ステレオイヤフォン端子あり)
イヤーピースカバー S・M・L 計3サイズ
イヤーフック ○(2サイズ)
ヘッドバンド
その他機能、特徴 スライド式マイク搭載(スライド操作でフック可能)、送話受話双方の音声品質を改善する「AudioIQテクノロジー」、容易にペアリング作業できる「QuickPairテクノロジー」、
カラー ブラック
+D Shopping最安値
(2008年10月末現在)
(“前後”とある項目は調査時取り扱いがなく参考価格です。価格は変動します)
1万1980円



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