携帯サイト登録時の個人情報入力、4割が“部分的に偽る”

» 2008年12月05日 07時00分 公開
[ITmedia]

 MMD研究所は12月4日、「携帯サイトの会社概要・利用規約に関する実態調査」の結果を発表した。調査はモバイルワンテクノロジーが運営する“ひまクリ”など、12社13携帯サイトの協力を受け、11月7日から同17日まで実施したもので、有効回答数は9918人。

 携帯サイト登録者を対象に携帯サイトに登録する際、会社概要・利用規約を読んでいるかを調査したところ、男性では「両方読む」が36.9%と最も多く、「利用規約のみ」が35.6%でこれに続いた。女性では利用規約のみ」が40.1%で最多となり、次いで「両方読む」が38.3%となった。

 会社概要のみを読むという回答者に、読んでいる最中で登録を止める場合の理由を調査したところ、男性では「運営元がはっきりしていないから」が44.6%で最多。これに「個人情報が守られない印象を受けた」が15.4%で続いた。女性では「運営元がはっきりしていないから」が36.6%、「気が変わったから」が20.2%で上位を占めている。なお「途中で止めたことはない」という回答は男女ともに2割だった。

 利用規約のみを読むという回答者に、読んでいる最中に登録を止める場合の理由を聞くと、男女ともに「料金が高いから」が3割で最多となった。そのほかフリー回答では「規約が難しく書いてあって分かりづらかった」「出会い系サイトに同時登録されてしまうため」「退会の仕方がわかりにくい」などの理由が上位に挙がった。

 会社概要・利用規約を読むという回答者に、読んでいる最中に登録を止める場合の理由を聞くと、「料金が高いから」が15.9%で最多となり、これに「個人情報が守られない印象を受けた」が14.2%、「内容・体系」が13.9%で続いた。

 なお、携帯サイト登録者を対象にサイト登録時の個人情報入力で、本当の情報を入力するかを調査したところ、「全部本当の情報を入力する」が56.4%、「ところどころニセの情報を入力する」が41.7%、「全部ニセの情報を登録する」が1.9%となった。偽る情報は「名前」が39.5%と最も多く、次いで「出身地・現住所」が32.2%となった。

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