ディスプレイが横向きにも開く“Wオープンスタイル”と、開く向きと連動してダイヤルキーの表示や配置が変化する“2WAYキー”が特徴のパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P-01A」。PRIMEシリーズを中心に採用例が増えたタッチパネルやタッチセンサー、光TOUCH CRUISERといった新たな操作デバイスは搭載しないが、横向きのまま文字も入力できるようにした2WAYキー+横UI(ユーザーインタフェース)とともに、慣れ親しんだ十字キー+ダイヤルキーで操作できる。逆ヒンジの採用で、背面パネルもすっきりした造形になった。
P-01Aに限らず、ドコモのワンセグ端末は2008年冬モデルからFOMAカード(UIM/USIMカード)の装着なしでワンセグ機能を利用できるようになった。番組表アプリ(Gガイド番組表リモコン)など、データ通信を利用する機能は使えなくなるが、視聴や録画、データ放送の受信といったワンセグの基本機能は普通に使用できる。
ちなみにドコモのワンセグ1号機「P901iTV」(2006年3月発売)はFOMAカードなしでも視聴可能だったが、続くワンセグ端末は有効なFOMAカードを装着しないとワンセグは視聴できなかった。この制限は2008年冬商戦向けのau端末やソフトバンクモバイル端末も同様で、ソフトバンクモバイル端末はUSIMがないとワンセグはおろか、操作全般も基本的に行えないようになっている。
この緩和は、「今までは番組表アプリなど、データ通信と連動する機能があったのでワンセグ機能もFOMAカードを必要としていたが、“端末は購入者個人の所有物”という概念で、ユーザーの要望や現状のニーズを鑑みて2008年冬モデルから制限を外すことにした」(ドコモ広報部)とのことだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.