大日本スクリーン製造のメディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニーは2月3日、モノクロマンガのカラー化を効率化するマンガ彩色ソフト「Comicool」を開発し、3月に発売すると発表した。
Comicoolは、モノクロのマンガデータを高品質で効率よくカラー化するために開発されたAdobe Photoshop用のプラグインソフトウェア。用途に応じた2種類のパッケージを用意する。
プロフェッショナルユース向けの「Comicool EX」は、Adobe Photoshop CS2、CS3、CS4に対応。スクリーントーン除去機能の品質が高く、独自の自動認識技術により髪の毛の領域選択や彩色などの複雑な処理を容易に行える。年間使用料は31万5000円の予定。一般ユーザー向けの「Comicool LE」は、一部の機能を限定して価格を抑えたパッケージで、Adobe Photoshop Elements 7にも対応する。価格は1万9800円(予価)。
同社はComicoolの発売を契機に、マンガ業界への本格参入を図るとし、Comicoolでカラー化したマンガのデータを、同社製インクジェットプリンティングシステムを利用した少部数のカラー出版に展開するなどの施策を検討しているという。また3月19日には、東京・千代田区のメディアテクノロジー ジャパンでComicoolの発売記念イベントを開催する。
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