カシオ計算機製の「CA001」はとりわけハイエンドなモデルではないが、auの2009年春モデルの中で唯一タッチパネルを搭載するのが大きな特徴だ。タッチ操作できる「タッチメニュー」と、楽器を演奏できるアプリ「Touch Session」を備え、新たな操作方法を提案する。カシオ端末が代々受け継いできた“使いやすさ”に新機軸の“タッチ”が融合したモデルといえる。
回転2軸の折りたたみボディに、タッチパネル対応の3.1インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)IPS液晶を搭載。カメラは有効500万画素のCOMSセンサーを備え、6軸手ブレ補正やフェイスフォーカスも利用できる。
新サービスの新「EZナビウォーク」や「MYスライドビデオ」、「デコレーションアニメ」に対応するほか、ワンセグ、au Smart Sports、LISMO Video、着うたフルプラス、グローバルパスポートCDMAも利用できる。このほか、赤外線通信(IrSimple)やBluetooth、PCサイトビューアー、編集可能なPCドキュメントビューアーも搭載する。
外観はフラットなフォルムが特徴。背面パネルを本体色とディンプルが規則正しく並ぶ2つのパネルに分け、その間とディスプレイ周囲に金属調のフレームがあしらわれている。本体サイズの50(幅)×109(高さ)×17.8(厚さ)ミリは、「EXILIMケータイ W63CA」よりも幅1ミリ減、厚さ0.4ミリ増と大差ない。
背面の上半分を占めるメタリック調パネルには、7×17セグメントLEDのサブディスプレイを備え、サイドキーを押すと時刻やバッテリー、電波状態がアイコン表示される。音声着信時やメール受信時などにもアイコンが現れ、着信ランプとしても機能。また、ボディ開閉時にはあらかじめ設定したグラフィックアニメが現れる。
本体を閉じたときに点灯するLEDイルミネーションのパターン
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ダイヤルキー側は本体色、ディスプレイ側は背面のメタリック調パーツと同じ色味になっており、背面パネルの2分割デザインが反復されている。
ダイヤルキーは、カシオ端末が受け継いできたステップキーを発展させ、革や籐などの編み込みパターンをモチーフにした「イントレチャート・キー」を採用。上下方向と左右方向にアールを持つキーを交互に並べ、各キーの位置が触感で分かる。
キーの表面処理も、ツルッと光沢感のあるものとマットなものが交互に並んでおり、光の反射でキーを識別できる。「ダイヤルキーの使いやすさはカシオの伝統なので、今回も操作感にはかなりこだわった」(説明員)という。
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