東海旅客鉄道(JR東海)が3月14日のダイヤ改正から、東海道新幹線の東京−大阪間を走るN700系の車内で、無線LANによるインターネット接続サービスを開始する。
また、すでにサービスを提供中の東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪の6駅に加えて、小田原、熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松、豊橋、三河安城、岐阜羽島、米原の待合室も、3月中に公衆無線LANサービスを利用可能にする。
公衆無線LANサービスは、NTTコミュニケーションズの「ホットスポット」、NTTドコモの「Mzone」「mopera U(U『公衆無線LAN』コース)」、ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」、UQコミュニケーションズの「UQ Wi-Fi」に対応。いずれかのサービスの利用契約をすれば、N700系車内でPCやスマートフォン、ポータブルゲーム機から無線LAN接続が利用できる。
iPhone 3Gのユーザーは、ソフトバンクテレコムが提供しているBBモバイルポイントへの接続サービスが追加料金なしで利用できるため、3月14日以降は東海道新幹線のN700系車内で無線LANを利用したインターネット接続ができるようになる。そのほかのPCやスマートフォンも、サービスプロバイダと契約すれば無線LAN接続が使えるようになる。
なお通信速度は新幹線1編成あたり最大約2Mbps程度となる。JR東海では「動画の視聴は難しいが、メールやインターネットなどのビジネスユースには十分対応できる」としている。
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