春の新機種が思うように伸びないau端末だが、今回は違った。auの2009年春モデルで最後の登場となったソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Cyber-shotケータイ S001」(2009年3月19日発売)が初登場で首位を獲得した。
続いて2位にシャープ製の「AQUOSケータイ W64SH」(前回1位 2008年秋冬モデル)、3位にカシオ計算機製の「EXILIMケータイ W63CA」(前回3位 2008年秋冬モデル)、4位にソニー・エリクソン製の「W64S」(前回2位 2008年秋冬モデル)、5位に同じくソニー・エリクソン製の「フルチェンケータイ re」(前回5位 2008年秋冬モデル)が入った。
首位のCyber-shotケータイ S001は、Cyber-shotの技術を採用した8MカメラとフルワイドVGAの3.3インチ有機ELディスプレイを搭載するハイエンドモデル。ワンセグやおサイフケータイ(EZ FeliCa)といったニーズの高い機能に加え、GSM+CDMAに対応するグローバルパスポート(国際ローミング)や英語予測入力機能など、“ほぼ全部入り”である特徴があり、2009年1月の春モデル発表以来、前人気もかなり高かった。この“初登場キャリア総合トップ”という結果は、「S001待ち」だったユーザーが相当数存在したことが伺える。この勢いが今週だけに留まらないことを期待したい。
ただ、異例の「発売早々1円」と安価になっているパナソニック モバイル製の「P001」が前回の10位から7位に浮上したのは例外として、シャープ製の8Mカメラ端末「SH001」が前回の6位から9位に、2009年2月に初登場3位を獲得した「Walkman Phone, Premier3」がランク圏外に落ち、依然として春モデル新機種の苦戦は続いている。
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