ケータイの文字入力で「記号」「絵文字」「顔文字」を入力する場合、記号や絵文字の一覧を呼び出すのが一般的だが、そのほかにも入力する方法がある。うまく使いこなせば、一覧を呼び出すよりも素早く入力できるかもしれない。
ケータイメールやメモなどで「」、()、☆、◎、@、※、&……といった記号を入力する場合、最もオーソドックスなのは「記号一覧」を利用する方法だろう。記号一覧を使えば、絵文字のように連続入力や、入力した履歴の参照ができる機種も多い。
この記号一覧は、絵文字一覧と切り替えて使う機種が多い。例えばNTTドコモの「SH-01A」の場合、文字入力時にiモードキーで「絵文字」→「デコメ絵文字」を呼び出すことができ、その後カメラキーから「記号」に切り替えられる。通常は絵文字から表示されるが、記号を入力した後にiモードキーを押すと、記号から表示される。その後絵文字を入力すると、再び絵文字から表示されるので、その後に記号一覧を参照するには、やはりカメラキーを押す必要がある。
記号一覧は必ずしもワンタッチ呼び出せるとは限らないので、「記号の読みから変換する」方法も覚えておきたい。例えば「」や()の場合、「かっこ」と入力すると、変換候補に「」や()など括弧類の記号が現れる。ここで選択したものは、以降は「か」と入力するだけで変換候補の先頭に出るので、場合によっては記号一覧を呼び出すよりもスムーズだ。☆は「ほし」、※は「こめ」、&は「あんど」で変換できる。また、「きごう」から各種記号を変換できる機種も多い。
住所や人名など、一発で変換されない固有名詞を入力したいときなど、漢字1文字ずつを変換する場合、1文字の漢字は変換候補の先頭の方に表示されないことが多い。そんなときに役立つのが「単漢字」呼び出しだ。
操作方法は機種によって異なるが、SH-01Aの場合、文字入力後にアドレス帳キーで「単漢字」を選ぶと、漢字の候補が表示される。「き」を入力して「単漢字」を選ぶと、「機」「帰」「気」「祈」「季」といった漢字一覧が表示される。機種によっては「変換」「音訓」を選ぶことで単漢字を変換できる。
単漢字の変換も学習されるので、「き」で「機」を変換した後に「き」を入力すると、予測変換候補の先頭に「機」が表示される。
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