auの日立コンシューマエレクトロニクス製端末「beskey」は、キー形状の異なる3種類のキーパッドから自分の打ち方に合ったものを選べる「セレクトキーパッド」を採用した防水端末。キーパッドは、見やすいフォントとふくらみのあるキー形状を採用した「Float key」、丸いキー形状の「Waterdrop key」、波のような立体形状を採用した「Wave key」の3タイプが同梱される。なお、beskeyという名称は“ベストなキー”から付けられた。
IPX5/IPX7相当の防水機能を備え、バスルームやキッチン周りでも安心して利用できる。端末を少し開くだけで自動的にディスプレイがはね上がるスムースオープン機構を採用しており、片手で簡単に操作が可能だ。指を入れる必要はあるが、開く際の動きはパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末で採用されているワンプッシュオープンに近い印象を受けた。
また、本体の傾きに応じて画面の表示がスクロールする「スムーススクロール」というユニークな機能も搭載した。ボディ側面のライトキーを押しながら端末を傾けると、メール本文やEZweb、EZナビウォークなどの地図表示アプリ画面をスクロールできる。
同モデルの3種類のキーパッドは、ユーザーの文字入力スタイルの調査を踏まえて製品化された。KDDIによると、文字入力の方法は、1文字ずつ指を離して打つ“決め打ち”(調査したサンプルのうち43%)、指をキーから離さず滑らせて打つ“流し打ち”(36%)、両手の親指を使う“両手打ち”(19%)の3タイプに大きく分かれるという。“決め打ち”には「Fioat key」、“流し打ち”には「Wave key」、“両手打ち”には「Waterdrop key」が適しているとして、3種類のキーパッドが用意された。また、ダイヤルキーを全7色のキーバックライト「ルミナスキーライト」が鮮やかに演出する。
Eメールの使い勝手に配慮した機能も搭載している。メールのメニューはグラフィカルなアイコン表示になり、迷惑メールフィルタの設定サイトにもメニューからアクセスが可能だ。デコレーション絵文字は3000種類を内蔵し、本文入力中の文字変換から簡単に選択できる。また、句読点や改行、戻すなどのキー割り当てを、ドコモやソフトバンクのケータイで採用されているパターンに変更できるキー割り当て変更機能を搭載している。そのほか、メールを頻繁に送っているユーザーのアドレスを上位に表示する「メール送信頻度」の項目からアドレスを呼び出したり、アドレス帳から複数の宛先をまとめて選択したりすることも可能になっている。
カメラの機能は、撮影シーンをカメラが自動で判別して最適なモードになる「オート撮影シーン」、笑顔を検出して自動的にシャッターが切れる「笑顔検出シャッター」、9点オートフォーカスなどを採用。また、撮影した写真を季節や撮影シーンなどのテーマ別で自動的に分類する「イメージアルバム」も搭載した。
そのほか、よく連絡する人をアドレス帳の「クイックアドレス」タブに最大10人まで登録できる機能や、電話番号入力画面からの地図検索など、ソフトウェア面の細かな改善を図っている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.