シャープのAndroid 3.2搭載“瞬速手のひらタブレット”はイー・モバイルから登場

» 2011年08月03日 18時00分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 イー・アクセスは8月3日、Android 3.2を搭載したタブレット端末「GALAPAGOS(A01SH)」(シャープ製)を8月下旬から販売すると発表した。イー・アクセスから製品単体での発売も予定されているが、基本的にはPocketWiFi(GP01/GP02)やPocketWiFi S II(S41HW)などイー・アクセスのWi-Fiルーター製品との組み合わせによる訴求を図る。

ゲームやビジネス用途など、幅広く利用できるメリットを実演を交えながら説明した阿部氏。イー・モバイルのイメージキャラクターに起用されているAKB48の板野友美さんもビデオ出演ながら、女性でも使いやすいGALAPAGOS(A01SH)をアピールした

 この日、都内で開催された記者発表会の壇上で、イー・アクセスの阿部基成執行役員副社長は、「日本では、スマートフォンとは異なるニーズで、7型タブレットへのニーズが確かに存在する」とし、今回の発表はシャープとの間でタイミングとWi-Fiモデルを出すというコンセプトがうまくはまった結果だと話した。

 事前のうわさどおり7型のAndroidタブレットとして登場したGALAPAGOS(A01SH)。Androidの最新バージョンとなる3.2をいち早く搭載しているのが特徴の1つで、国内市場でAndroid 3.2搭載タブレットが登場するのはこれが初めてとなる。

 同じ7型タブレットの先輩といえる「GALAXY Tab SC-01C」とのスペック比較は以下の通りだ。同じ7型タブレットではあるが、GALAPAGOS(A01SH)ではAnddoid 3.2を果敢に搭載してきた点にシャープ技術陣のプライドをみて取れる。なお、次バージョンへのアップデートサポートについては現時点での明言を避けている。

タブレット GALAPAGOS(A01SH) GALAXY Tab SC-01C
メーカー シャープ サムスン電子
国内発売時期 2011年8月(予定) 2010年11月
発売時価格 不明 6万円台(一括契約の場合。プランにより異なる)
専用/汎用 汎用 汎用
OS Android
OSバージョン Android 3.2 Android 2.3
サイズ(※最厚部) 195(幅)×122(奥行き)×11.9(厚さ) 190×120×12.2ミリ
重量 約389グラム 約382グラム
解像度 600×1024ドット
画面サイズ 7型
CPU NVIDIA Tegra 2 1GHz Cortex A8 1GHz
メモリ 1Gバイト 512Mバイト
内蔵ストレージ 8Gバイト 16Gバイト
通信方式 IEEE802.11b/g/n 3G、IEEE802.11b/g/n
Bluetooth Ver2.1+EDR Ver3.0
メモリカードスロット microSD/microSDHC
バッテリー持続時間(メーカー公称値) 6時間(動画再生時) 非公開(バッテリー:4000mAh)
GALAPAGOS(A01SH)とGALAXY Tab SC-01Cの簡易スペック比較

 比較表を見て分かるように、CPUやメモリにAndroid 3.x搭載タブレットで標準的な構成を採用したGALAPAGOS(A01SH)だが、サイズや重さなどは1年近く前に登場したGALAXY Tab SC-01Cと似通っている。細かなところでは、Bluetoothや内蔵ストレージが後発にも関わらずGALAXY Tabに劣っていることなどが目を引く。内蔵ストレージの容量不足はmicroSDなどの外部ストレージの活用で解消できると考えているようだが、SDに書き込めるのは、プリインストールされている「ファイルブラウザ」「GALAPAGOS App for Tablet」からのみ可能で、それ以外のアプリからは読み込みしかできないのでやや注意が必要だ。

電子書籍ストア「TSUTAYA GALAPAGOS」は「GALAPAGOS Apps for Tablet」がウィジェットとしてホーム画面に配置されており、この端末でも電子書籍を閲覧できる。ただし縦持ちに固定される

 GALAXY Tab SC-01Cとの明かな違いは3Gを搭載していない点。シャープ側では3Gモデルのリリースについて否定も肯定もしなかったが、イー・モバイルは「タブレット専用という回線ニーズは出にくいと考えている」と、ユーザーは複数の回線契約を望んでいないとし、あくまで同社のWi-Fiルーターとの組み合わせで訴求してきたいとした。販売ターゲットは30代から40代のビジネスマンで、それと同じくらい女性のユーザー層も開拓したいと阿部氏は話す。また、家でのファミリーユースにも期待を寄せているという。

 シャープは、7月には電子書籍専用端末として売り出していたGALAPAGOS2モデルに対し、Android 2.3へのアップデータを提供すると発表、汎用のAndroidタブレット端末へと舵を切り直している。新たに投入するこの7型タブレットについては、「オンも、オフも、これ一台。瞬速手のひらタブレット」とコンセプトを紹介している。ビジネスユースも想定したOffice互換アプリ「Documents To Go(完全版)」のプリインストールなどは上記コンセプトで言う“オン”の部分だ。

 価格については明言を避けたが、「十分競争力のある価格で」と阿部氏はコメントし、製品単体でも購入できるようにする予定であるとした。Androidタブレットの低価格化は進みつつあるが、思い切った価格を打ち出せるのであれば、シャープは7型タブレットで悪くないスタートダッシュを切ることができるのかもしれない。

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