NTTドコモのLGエレクトロニクス製「Optimus LTE L-01D」は、NTTドコモのLTEサービス「Xi」に対応したNEXTシリーズのスマートフォン。海外メーカー製ながら、ワンセグとおサイフケータイに対応しているのが特徴だ。
タッチパネルには、HD表示(720×1280ピクセル)の約4.5インチのTrue HD IPS液晶を採用した。LGはこの液晶について、有機EL、例えば「GALAXY S II」に採用されているSuper AMOLED Plusよりも色再現性が高く、消費電力も少ないとしている。視野角の広さはIPS液晶ならではで、店頭などでの短い試用時間でもすぐに違いが分かるだろう。またIPS方式の液晶パネルは、構造上電極が少なくてすむため、タッチ操作も快適に行えるという。タッチパネルが大きいため、ボディも大柄だ。ただし、角を落としたラウンドフォルムのため、持ちにくいということはない。重さは約約140グラム。
プロセッサには、米Qualcommのデュアルコアプロセッサ「APQ8060」(1.5GHz)を搭載した。LTE+1.5GHzのデュアルコアという組み合わせはSamsung電子の「GALAXY S II LTE SC-03D」と同じだが、Optimus LTE L-01DはHDサイズのディスプレイを搭載し、ワンセグとおサイフケータイにも対応。さらに、ボディカラーにRedとBlackの2色を用意するなど、スペック面の充実ぶりが目立つ。
カメラは、アウトカメラが810万画素CMOSで、静止画は3264×2448ピクセルでの撮影ができ、動画ではフルHD(1920×1088ピクセル※L-01Dでは1088ピクセルで撮影される)のムービーが録画できる。インカメラは130万画素で、自分撮りやビデオチャットも高画質で行える。
バッテリーは1800mAhと大容量のものを備えているが、ドコモが後日発表した連続待受時間は、LTE利用時で約240時間、3G利用時で約300時間と短め。それに配慮してか、別売りの卓上ホルダには、予備バッテリーを充電するスロットが付いている。さらにこのスロット、標準バッテリーよりも厚いバッテリーが入るようになっていて、純正大容量バッテリーの登場がうかがえるのが興味深い。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.