スマホ2台をBluetoothで使いこなすシンプルPHS「SOCIUS WX01S」だれとでも定額×キャリア定額で死角なし(1/2 ページ)

» 2011年12月27日 10時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 ウィルコム2011年秋冬モデルの1つである「SOCIUS WX01S」(ソキウス、以下SOCIUS)は、音声とメール利用に特化しつつある今のウィルコム路線にマッチしたコンパクトな端末だ。カメラもWebブラウザも搭載しないシンプルなPHSだが、ただのお手軽端末かといえばそうではなく、今までにありそうでなかった1台でもある。

photophoto 「SOCIUS WX01S」

 製造元は「X PLATE WX130S」やデータカードなどウィルコムへの端末実績が多いセイコーインスツル(SII)。ストレート形状のボディはサイズが約45(幅)×120(高さ)×11.5(厚さ)ミリ、重さは77グラム。今の携帯電話やスマートフォンから見ればコンパクトで軽量な印象だが、ウィルコム端末の中では平気的な大きさ。ディスプレイは2インチ QVGA(240×320ピクセル)表示の液晶で、メールを読む分には特に不満を感じない。

photophoto バッテリー容量は620mAh。PHSのみ(Bluetooth未使用)の連続待受時間は約490時間(写真=左)。iPhone 4SとauのX-RAYと並べたところ(写真=右)

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 SOCIUSのもっとも特徴的な点が、“Bluetoothのハンドセットになる”機能だ。スマートフォンはもちろんフィーチャーフォンでもBlueotoothの搭載は珍しくないが、ほぼ100%がほかのハンドセット対応機器を接続して使う側だ。SOCIUSは通常とは逆に、ほかのスマートフォンなどに接続してハンドセットとして通話する側になる。

 目玉機能ってそれだけ?――と思う人が多いかもしれないが、これが実に便利かつ今までになかった新しい機能なのだ。

4台まで登録、2台まで同時待受、電話機である事を最大限活用した使い勝手

 ではまずBluetoothのハンドセット機能に絞って見ていこう。本機は最大4台の携帯電話やスマートフォンを登録しておくことが可能で、うち2台の端末を同時に待受できる。Bluetoothヘッドセットを今まで使ったことのない人のために付け加えておくと、2台の同時待受とは、AとB(例えばAndroidスマートフォンとiPhoneなど)の2つの端末と接続しておいて、どちらに電話がかかってきてもSOCIUSで通話に出られる。

 もちろん、一般的なイヤーピース型のBluetoothヘッドセットにも2台同時待受が可能な製品もあるが、SOCIUSは使い勝手がかなり異なる。例えば、イヤーピースタイプの2台同時待受では、端末AとBを順に登録して、次にCを登録すると、一番先に登録したAが待受の対象から自動的に外れるの通常だ。イヤーピース型では操作用ディスプレイが無かったり、操作用のボタン数も少ないので、このような機械的な処理にならざるえない。

photophotophoto SOCIUSはディスプレイがあるBluetoothハンドセットになるため、登録する親機(スマートフォンや携帯電話)の登録や接続が容易に行える

photophotophoto SOCIUSはディスプレイがあるBluetoothハンドセットになるため、登録する親機(スマートフォンや携帯電話)の登録や接続が容易に行える

 対してSOCIUSは、登録できる端末(最大4台)がディスプレイに一覧表示され、一覧から2台を選んで接続(待受開始)することができる。登録済みの4台から任意のBluetooth機器を指定しての削除や入れ替えも可能だ。ディスプレイや十字キーがある“電話機”としての操作性を最大限に活用しているわけだ。こういった操作面がイヤーピースタイプとはかなり違う。

 またBluetooth接続時の手軽さも忘れていない。SOCIUSは接続先のスマートフォンから操作して電源をオフにしたり、Bluetooth接続を切断したりできる。また、電波状態が悪くてBluetooth接続が途切れた場合(SOCIUS側の操作以外でBluetooth接続が切断された場合)も“Bluetoothキー”を押すだけでその端末に再接続してくれる(2台の接続先とも一時中断していれば2台ともワンプッシュで再接続する)。

 Bluetoothが切断されたからといって、いちいち一覧から端末をもう一度選んで接続――という操作は必要はない。こうした動作はイヤーピース型でも大体同じだが、SOCIUSのBluetoothは多機能な分、操作が複雑で面倒というわけではない。

着信だけじゃなく発信も自由自在、「誰とでも定額」を生かした連携も

 すでに触れた通り、SOCIUSは2台の携帯電話やスマートフォンの同時待受が可能なので、どちらの端末に着信してもSOCIUSが呼び出されて着信し、通話が可能だ。

photophotophoto iPhone 4にBluetoothヘッドセットとして接続し着信したところ。SOCIUSに発信元番号が登録されていると、着信時に表示される(写真=左)。スマホからの着歴もSOCIUSに残る(写真=中央、右)

 その際、SOCIUSには発信元の電話番号が通知されてディスプレイに表示される。もし、通知された電話番号がSOCIUSのアドレス帳に登録済であれば、その登録名が表示される。つまりSOCIUS自体のPHS回線に着信した場合と同じように、ディスプレイに発信元が表示されるわけだ。また着信音は、SOCIUSのPHS回線と、Bluetooeh接続した端末の回線とを別に設定できる。

 発信する場合も、SOCIUSが電話機であることをフル活用だ。発信時にSOCIUSのPHS回線か、Bluetoothで接続中の端末から発信するかを選択でき、どちらでも電話番号が直接入力でき、アドレス帳や発着信履歴からも発信できる。もちろん、接続した2台のどっちを使うかも選択可能だ。つまりSOCIUSなら、本機のPHS回線とBluetoothで接続中の端末の発着信がもすべて統合されるわけで、最大3つの電話回線を本機だけで自由に使い分けられる。

photophoto 着信履歴から電話をかける場合も、SOCIUS(PHS)とBluetoothの接続先回線(最大2つ)から選択できる(写真=左)。SOCIUSのPHS回線で通話中に、接続先のスマホが着信した場合の待受画面(写真=右)

photophoto Bluetooth通話中にPHSに着信した画面(写真=左)。そのまま出ないと、着信があった旨の表示が残る(写真=右)

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