ウィルコムPHSからau携帯電話に送信されたメールが破棄される不具合

» 2012年05月25日 21時00分 公開
[田中聡,ITmedia]

 5月3日から23日にかけて、ウィルコムのPHSからau携帯電話に送信された一部のEメールが誤って破棄されるという不具合が発生していた。

 Eメールが破棄されたケースは以下の2つ。

  1. 一部のPHS端末を利用しているウィルコムユーザーから、「迷惑メールフィルタ」で「なりすまし規制」を有効にしているau携帯電話にEメールを送信した場合。PHSの対象機種は「AP-K202S」「DL-M10」「H-SA3001V」「KX-HV210」「KX-HF300」「KX-PH935S」「PS-C1」「RZ-J02」「RZ-J90」「RZ-J700」「WS005IN」。
  2. ウィルコムPHSを経由して、「迷惑メールフィルタ」で「なりすまし規制」を有効にしているau携帯電話にEメールを転送した場合。

 原因はKDDIのメールフィルタ設備における設定誤りで、送信されたメールが「なりすましメール」と誤って判断されたために破棄された。影響エリアは全国。発生日時は2012年5月3日2時〜5月23日22時18分。不具合の確認に時間がかかったのは「KDDIのネットワーク上ではなりすましメールを正しく破棄していると表示され、アラームなどが作動しなかったため」(広報部)。5月23日22時18分に対応が完了し、現在は通常どおり利用できる。

 今回の不具合で影響を受けたのはウィルコムが約1300回線、auについては現在調査中。ユーザーからの申告はウィルコムが5件、KDDIが6件。不具合の対象者には、KDDIとウィルコムが個別に対応する。

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