いつでもどこへでも気軽に持ち歩けるスマホに――「AQUOS PHONE st SH-07D」の挑戦(3/3 ページ)

» 2012年06月14日 10時00分 公開
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動作のサクサク感も向上

 ここまで外観と形状の話を中心に聞いてきたが、ソフトウェア面での工夫も凝らされている。特筆したいのが、コンパクトなボディながらハイエンドモデルにも劣らない操作性を実現していることだ。

 「実は、SH-07DのチップセットはQualcommのMSM8255という、2011年の夏から使っているものです。社内にも、この時期までこのチップを使うのかという意見はありましたが、パフォーマンスのチューニングはしっかりやっていますので、去年のモデルよりずっとサクサク動くんです。ユーザーの皆さんにも満足していただけるレベルまでチューニングをしました」(林氏)

 林氏が言うように、SH-07Dの操作感はすこぶる快適だ。2012年夏の新モデルから共通で導入された、ソフトキーボードを横スライドで切り替えたり、キーサイズを好みに合わせて変更できたりする仕組みも快適さにつながっている。Webブラウザなどで、任意の場所でメニューが呼び出せる「クイックツールボックス」など、SH-07D独自ではないものの、とても便利に使えるUIを備え、小さな画面でもストレスなく利用できるよう気を配った。

最大公約数ではない、ユーザーに「欲しい」と思わせる端末作り

 なぜ、今あえて小型のスマートフォンなのか。その問いに対し、林氏はシャープが考えるスマートフォンの在り方を話してくれた。

Photo 「王道の製品だけでなく、新しい価値が作り出せる製品を開発していかなくてはいけません」(林氏)

 「スマートフォンが普及していく中で、今後は王道の製品だけを求めるユーザーばかりではなくなってきます。そういったお客さまに、どういった製品を提供すれば新しい価値を作っていけるのか、というのがシャープとしての大きな命題になっています。つまり、王道の主力製品以外の部分も、今後きちんとサポートしていかなくてはいけないと考えているということです」(林氏)

 つまり、コンパクトサイズのSH-07Dに限らず、例えばテンキー付きや折りたたみなど、さまざまなユーザーのニーズに、しっかりと答えられる製品を今後も提供していくということだ。

 「スマートフォンが普及し始めてまだ数年しか経っていませんが、これだけスマートフォンが増えている中では、端末1つ1つにちゃんとした意味を持たせ、その端末でユーザーの生活がどう変わるのかというところまで掘り下げて商品を企画・開発しないといけなくなっています。ですから、今回“気軽に持ち歩ける音楽端末”という、意味も特徴もある端末を、新しい試みとして手がけられたのはよかったと思います。SH-07Dは、シャープの中では1つの突破口を開いた端末なんです」(林氏)

 さまざまな嗜好を持つユーザーに対して、確たるコンセプトを提示し、新しい価値を提供する。これはなかなか簡単にできることではない。しかし、SH-07Dはそれを実現した。さまざまな課題を商品企画やデザイン、機構、回路、ソフトウェアなど、各部門のプロフェッショナルが集まって解決し、同じベクトルに向かって1つの製品を作り上げた。林氏も町出氏も宮崎氏も、SH-07Dのプロジェクトで「完全燃焼しました」と語っていたのが印象的だ。

 多くのユーザーから支持される、高機能な全部入り端末ももちろん必要だが、世の中にはそれでは満足できないユーザーがいる。そうしたユーザーのために、しっかりとニーズをくみ上げた個性のある製品を提供していく。SH-07Dは、その決意を結実させた端末だった。

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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年6月20日

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