同じiOS端末といっても、iPhoneとiPadの利用者層とその利用形態は異なる──。米調査会社のFlurryは8月16日(現地時間)、ペルソナ別iOS端末の利用状況に関する調査結果を発表した。
Flurryは、iPhoneあるいは(および)iPadを利用する4万4295人を対象に、5月にこの調査を実施した。対象ユーザーを34のペルソナに分類(重複あり)し、それぞれのペルソナにおけるiPhoneとiPadのシェアをグラフ化した。
全ユーザーでは、iPhoneのシェアが7割以上だった。iPhoneのシェアが9割以上のペルソナは、「安売り狙いの買い物客」「独身者」「都会人」「新米ママ」。買い物客は、バーコードをスキャンしてバーゲンを探し、独身者や都会人はソーシャルツールとしてiPhoneを利用するという。
iPadのシェアが最も多いのは「ペット所有者」の7割で、「小規模ビジネル経営者」「母親」「カジュアルなシミュレーションゲーマー」と続く。母親でiPadのシェアが多いのは、子どもを遊ばせたり、教育するために使っているためとFlurryはみている。
また、iPhoneとiPadの1日での利用時間帯をみると、iPadの利用時間のピークは午後8時〜9時、iPhoneは午後10時だった。
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